2021.01.12

3人家族の家の広さはどのくらい必要?間取りのポイントも解説!

こんにちは!中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の山田です。

 

広い家がいい! と思っても、広ければ広いほど良いとは限りません。

広い家で部屋を余らせておくのはもったいないですし、何より予算の問題がありますよね。

 

家族構成や人数によって最適な家の広さは異なりますので、快適に暮らせる広さや間取りを知ることが大切!

 

今回のコラムでは3人家族に最適な家の広さについて解説します。

3人家族で快適に暮らせる広さや間取りのポイントなどを紹介していきますよ!

リビングルームでくつろぐ家族

 

3人家族の家はどのくらいの広さが最適?

3人家族で必要となる家の広さについて、国土交通省が定める「住宅基本計画」にて挙げられる人数別の住宅の広さの目安を元に考えると以下のようになります。

  • 一戸建の居住面積目安
    3人家族:25㎡×3人+25㎡=100㎥(約30.25坪)
  • マンションの居住面積目安
    3人家族:20㎡×3人+15㎡=75㎡(約22.69坪)

※子どもは3歳未満が0.25人、3歳以上6歳未満が0.5 人、6歳以上10歳未満が 0.75 人として算定

 

新築注文住宅の平均的な広さは約125㎡(約38坪)、ファミリータイプの3LDKマンションの広さは60~80㎡くらいが目安と考えると、2LDK~3LDK程度がちょうどいい広さと言えるでしょうか。

実際、両親と子ども1人の3人家族では、2LDKや3LDKの家を検討する方が多いと思います。

 

2LDK・3LDKの間取りを想定して、3人家族の暮らしを具体的にイメージしてみましょう。

 

2LDK

LDKに加え、個室が2つある2LDK。

3人家族の家庭から一番選ばれている間取りです。

 

子どもが小さいうちは1つの個室を家族の寝室にし、もう1つの個室は収納部屋や書斎、フリースペースなどとして活用。

子どもが成長したら、夫婦の寝室と子どもの個室でそれぞれ使うというケースが一般的でしょう。

 

リビングの広さは12~14畳程度が多く、マンションタイプの場合全体の広さは60㎥程度が目安です。

 

3LDK

個室が3つある3LDKでは、夫婦の寝室と子どもの個室を造ってもあと1部屋余ります。

残った一部屋は書斎や趣味の部屋、収納部屋などに活用することも。

 

もしも子どもがもう1人生まれたとしても、子ども部屋の数が足りるので安心です。

 

子どもが小さいうちは全員が1つの寝室で眠ることもあるので、その場合は1部屋余ってしまうかもしれませんね。

個室の1つがリビングに続くスペースなら、子どもが小さいうちは扉を開けて広いリビングスペースとして使うのも良いでしょう。

 

3LDKマンションは60~80㎡程度の広さですので、子どもが大きくなって大人と同様の体格になっても快適に暮らせるでしょう。

 

ちなみに4人家族の場合の広さや間取りについては、こちらのコラムで詳しくご紹介しています。

4人家族の家の広さはどのくらい必要?間取りや注意点なども解説!

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3人家族の家で考えるべき間取りのポイント

3人家族が快適に暮らす家を実現するために、間取りを考える上でおさえておくと良いポイントを知っておきましょう。

 

夫婦の寝室は一緒にするか、仕事部屋を設けるか

夫婦の寝室は一緒という家庭が多いですが、夫婦の寝室を分けたり書斎が必要になる場合はプラスで1部屋必要になります。

 

近年はテレワーク用に書斎や個室を設けたいという要望も多いため、長い目で考えて話し合っておきましょう。

 

子ども部屋の数と大きさ、必要な時期

子ども部屋は子どもの人数分を確保したいと考えると思いますが、子どもが小さいうちは個室を使わないかもしれません。

個室の子ども部屋が必要な時期を見極めましょう。

 

また、今後子どもが生まれて人数が増える可能性、進学や就職で独立して部屋が余る可能性なども考慮が必要。

広い個室ならロールカーテンやパーテーションで区切って、兄弟で使うという方法もあります。

 

子ども部屋の広さについては、こちらのコラムで詳しくご紹介していますので、参考にしてみてくださいね!

子ども部屋の広さは?広い部屋・狭い部屋のメリットデメリットも解説

 

家具の大きさや量

2LDKと3LDKでは部屋数の違いだけではなく、LDKの広さにも違いがあります。

 

2LDKの方がLDKも比較的コンパクトです。

テーブルやソファ、ダイニングセットなどもLDKの広さに合わせた大きさのものを選ぶと良いでしょう。

 

LDKが10畳以上あれば、3人用の家具は問題なく置けると思います。

 

荷物の量と収納スペース

荷物の量が多い家庭では、3LDKにして1部屋を収納部屋にするという方法もあります。

子どもの成長に従って荷物は増えていくので、余裕を持ったスペースがあると良いですね。

 

一戸建で大きな押入れやクローゼットがある、マンションで別にトランクルームがあるなら収納の不安は少ないでしょう。

 

来客の頻度

祖父母や親戚、友人などが頻繁に泊まりに来るという家庭では、来客用のゲストルームを確保しておくことも考えましょう。

 

リビングからつながる個室を和室にして、来客の際にゲストルームとして利用するというケースが多いです。

 

ただし、来客がないときに無駄なスペースになっていてはもったいないので、ほかの活用方法も一緒に考えてみてはいかがでしょう。

 

3人家族の家は賃貸か購入どちらがいい?

ダイニングでくつろぐ家族

子どもが生まれたり大きくなったタイミングで家が手狭になり、住み替えを考える方は多いでしょう。

3人家族で快適に暮らすためには賃貸と購入、どちらが良いのでしょうか?

 

結論、そのご家庭のライフプランや考え方により異なるので、どちらが良い!とは一概には言えません。

 

実際、子どもが生まれたり大きくなったりしたタイミングで、住宅の購入を検討する方は多いです。

家賃かローンでどちらにしても住居費がかかるなら、早く買ってしまおう!とも考えますよね。

 

同じ2LDK・3LDKでも、賃貸住宅より一戸建てや分譲マンションの方がLDKや収納スペースに余裕がある物件が多いです。

住宅ローンを利用するなら40代までに組んだ方が、資金計画を立てやすいという点もポイントです。

 

ただし購入後は住み替えがしにくくなるので、子どもが生まれる、転勤になるなどのライフスタイルの変化を見越して検討する必要があります。

 

賃貸住宅は、その後も住み替えがしやすい点がメリットです。

子どもの人数や成長に合わせた間取りを選んだり、転勤に合わせて引っ越しをしたりするのもスムーズ。

ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に対応できるでしょう。

 

子どもが小さいうちは賃貸住宅に住んで、ライフプランがしっかり固まってから住宅を購入するのも良い方法だと思います。

 

住宅の購入に当たっては、新築だけでなく中古住宅を購入してリノベーションを行うという手もあります。

リノベーションのメリットなどは「リノベーションのメリット・デメリットとは?対策方法も!」でご紹介しております。

住宅を購入しようか賃貸にしようか悩んだら、ぜひリノベーションも一つの選択肢として考えてみてくださいね!

 

3人家族で快適に暮らせる家の広さや間取りを考えよう

3人家族の家の広さは一戸建が100㎥(約30.25坪)、マンションが75㎡(約22.69坪)が目安となり、2LDK~3LDKを選ぶ家庭が多いです。

 

2LDKなら夫婦の寝室と子どもの個室、3LDK なら家族全員に個室を用意したり、夫婦の寝室のほかに趣味部屋を設けたりもできますね。

子どもの年齢やライフスタイルによっても必要な個室の数が変わります。

 

出産や子供の成長をきっかけに住宅の購入を検討する方も多いですが、今後子どもが増えるかも? 子どもが独立したら個室が余るかも?といったライフプランの変化も見据えて検討すると良いでしょう。

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