2021.01.07
テレワーク部屋のレイアウトのポイント!適した家具の選び方は?
こんにちは。中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の高田です。
テレワークや在宅勤務を取り入れる会社が増えています。
通勤がないのは楽で良いですが、テレワークをする部屋や場所はどうする?ということも考えなくてはいけません。
今回は、快適にテレワークをするための部屋の間取り、レイアウトについてご紹介します。
テレワークのためのスペースをどこに造るか、家具の選び方などもあわせてお伝えしますね。
テレワークの環境を整えて、自宅での仕事も効率的に進めましょう!
テレワークの部屋はどこにする?
仕事部屋として使える個室があれば良いですが、「現在の家でいきなり個室を用意するのは無理!」という方は多いはず。
そんな方は、部屋の一角にテレワークのスペースを設けることを考えてみましょう。
リビングや寝室の一角に机を置く、キッチンカウンターの一角をテレワークスペースにする、子ども部屋や勉強部屋を家族兼用で使うといった方法がありますよ。
個室ではなく、部屋の一角にテレワークのスペースを造るときに気をつけたいのはこんなポイントです。
- 集中できて、オンオフの切り替えができる
- 仕事道具や資料を収納できる
- 生活動線をさえぎらない
- 背景がすっきりしている
ノートパソコンならダイニングテーブルにも広げられますが、きちんとテレワーク用のスペースを造ることで、オンオフをしっかり切り替えて仕事に集中することができます。
スペースの近くに収納を設置すれば、便利で仕事の効率もアップ。
仕事の資料を安全に保管することもできますね。
すぐ隣で家族がテレビを見ている、家事をするのに目の前を横切る…なんてことも集中力の妨げになってしまうもの。
部屋の奥や出入口から離れた場所など、できるだけ生活動線から離れた場所にテレワークスペースを造ってみましょう。
また、テレワークではオンライン会議という場面もあると想定されるため、背景に生活感があったりごちゃごちゃしていると気になってしまいます。
できれば背景がすっきりしている場所、ロールスクリーンやパーテーション、本棚などの家具で空間を仕切って背にする工夫なども考えてみましょう。
このほか、思い切ってリノベーションをするという方法もありますよ。
弊社の4人のデザイナーが、標準的な3LDKのマンションにテレワークスペースを盛り込んだ家族構成別の4プランを作成してみました!
こちらもぜひ読んでみてくださいね。
テレワークの部屋に適した広さやレイアウト
最低でも1畳程度のスペースがあれば、デスクとパソコン、収納を置いてテレワークスペースとして活用することができるでしょう。
オープンタイプのスペースなら圧迫感もそれほど感じないでしょうし、逆に狭い方が集中できるという方もいるかもしれません。
2畳の広さを確保できるなら広いデスクと大きな収納を設置して仕事の効率アップ。
3畳以上の広さなら、家族と兼用にしたり趣味部屋として活用したりもできるでしょう。
レイアウトで注意すべき点は、効率よく仕事を進められる配置にすることです。
たとえば集中できるようにデスクを壁向きやテレビが見えない位置に設置する、手元が明るいように窓側に設置するなど。
窓の近くにデスクを置けば開放感もあり、仕事の合間には窓の外の風景を見てリフレッシュすることもできますね。
収納は、デスクからすぐ手が届く場所へ設置したいものです。
テレワークのスペースとして最適な広さとレイアウトについては、こちらのコラムでもご紹介していますのでぜひご覧ください。
書斎の広さはどれくらい必要?書斎の種類やおすすめレイアウトも!
テレワーク部屋のレイアウトに欠かせない家具の選び方
テレワーク部屋の場所やレイアウトに目星をつけたら、次は配置する家具も選んでみましょう。
テレワークに最低限必要な家具はデスク、チェア、収納の3種類です。
それぞれ選ぶポイントについてみていきましょう。
デスク
使用するパソコンのタイプによって必要となるデスクのサイズも変わります。
広いデスクは快適に作業ができますが、テレワークのスペースによっても置けるサイズが限られますよね。
コンパクトなノートパソコンなら目安として幅60cm以上、奥行き40cm以上のスペースが最低限あればOK。
デスクトップパソコンなら幅120cm以上、奥行き70cm以上のデスクであれば安心です。
ただし、使用する資料の量やパソコン以外の作業の有無によってスペースにもっと余裕が欲しいケースも。
リビングの一角などにデスクを設置する場合は、部屋に馴染むおしゃれなデザインのデスクを選ぶのも素敵。
リビングのインテリアと素材や色を合わせて、シンプルなデザインを取り入れるのがおすすめです。
チェア
「とりあえずダイニングチェアやソファでテレワークをして腰を痛めてしまった」という方も少なくないのでは?
長時間テレワークをする可能性がある場合、座り心地の良い椅子を選ぶことはとっても大切!
こんなポイントを確認しながら選んでください。
- 高さがデスクに合っているか
- 背もたれの形状が背中の丸みに合った形か
- 座面に適切な硬さとクッション性があるか
また、余裕があればデスクや部屋の雰囲気と合ったデザインのものを選びたいですね。
チェアカバーなどで簡単に印象を変えることもできますよ。
収納
どんどん増える仕事道具や書類をすっきり片づけるためにも、収納スペースは確保しておきたいもの。
収納家具は大きく分けて「見せる収納」と「隠す収納」の2種類があります。
オープンラックやオープンシェルフなどの見せる収納は、収納しているものを把握しやすい、取り出しやすいことがメリット。
おしゃれな雑貨や装丁の本などを、インテリアとして飾りながら収納することもできます。
隠す収納は扉付きのキャビネットや本棚などで、たくさん収納しても中身が見えないのでスッキリ。
リビングの中に設置してもオンオフを切り替えやすいのもメリットです。
ホコリがたまりにくいので掃除がしやすく、書類の収納にもぴったりです。
テレワークがはかどる部屋のレイアウトや家具を考えよう
テレワークや在宅勤務を取り入れる会社が増え、自宅で仕事をする機会も増えていることと思います。
効率的に、そして快適にテレワークをするためには、部屋のレイアウトや家具選びが大切です。
とくに部屋の一角にテレワークのスペースを造るのなら、オンオフを切り替えて集中できるレイアウトになるような工夫を。
たとえばデスクを壁側に向ける、生活動線から離す、空間を仕切るなどのアイデアがありますよ。
パソコンのタイプや作業内容・時間に合わせてデスクやチェアを選ぶと、さらに快適度がアップ!
レイアウトや家具を選んで環境を整え、自宅でも快適にテレワークを進めましょう。
思い切って、リノベーションで理想のテレワーク環境を叶えるのも一つの方法ですよ!