2020.10.12

子ども部屋の広さは?広い部屋・狭い部屋のメリットデメリットも解説

こんにちは。中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の高田です。

 

「子どもに良い環境をつくってあげたいけど、子ども部屋の広さはどのくらいが良いかな?」

子ども部屋の広さは、家の間取りで頭を悩ませる部分のひとつです。

適切な子ども部屋の広さは、家の大きさや家族構成、考え方によってもさまざま。

 

今回は子ども部屋の平均的な広さや、広い子ども部屋・狭い子ども部屋それぞれのメリット・デメリットについて解説します。

子ども部屋の広さを考える際のポイントも、あわせてお伝えしますね。

 

子ども部屋の広さ、平均はどのくらい?

子ども部屋の広さは、一般的に6畳程度が平均的といわれています。

 

6畳の子ども部屋だと、学習机、ベッド、タンスなど必要な家具を置いてもスペースにまだ余裕があり、過ごしやすい広さです。

部屋に友達を数人呼んでも、スペースに余裕をもって遊ぶことができるでしょう。

 

ほかに子ども部屋の広さでよくあるのは4.5畳、5畳、5.5畳、7畳、8畳などです。

土地や家の大きさに余裕があれば広い子ども部屋を造りたいところですが、なかなかそうはいきません。

 

8畳以上の大きな子ども部屋は兄弟で使い、兄弟ひとりずつの個人部屋なら4.5畳程度のコンパクトな子ども部屋も多いです。

 

広い子ども部屋のメリット・デメリット

8畳以上の子ども部屋は、広い子ども部屋といえます。

学習机とベッド、収納タンスを置いてもスペースはまだまだ十分です。

収納棚を増やして、スポーツの道具や趣味の道具などもたくさん置くことができます。

兄弟2人の部屋として、学習机2つと2段ベッドを置くこともできるでしょう。

 

このように物を置くスペースや遊ぶスペースを十分に確保できるのが、広い子ども部屋のメリットです。

この先、子どもの成長に従って体が大きくなったり、荷物が増えたりしてもスペースは十分あります。

最初は兄弟でひとつの子ども部屋として一緒に使い、大きくなったら間仕切りで部屋を分けて使っても良いでしょう。

 

一方、広い部屋のデメリットは、部屋が広いと自分で管理しなくてはいけないスペースも広いということ。

荷物が増え、整理整頓、清掃をしなくてはいけない場所も増えてしまいます。

 

また、子ども部屋の居心地があまり良すぎると、自室にこもってしまって家族とのコミュニケーションに欠けるともいわれています。

親がいないときに友達のたまり場になってしまいがち、という点もありますね。

 

また、部屋を分ける工事には費用がかかります。

分けることを考えたつくりになっていないと、2部屋にしたときに片方に窓がない、エアコンが設置できないなど使いづらい部屋になってしまう可能性もあるため、設計の段階で考えておくと良いでしょう。

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狭い子ども部屋のメリット・デメリット

子ども部屋は4.5畳ほどになると、だいぶコンパクトで狭く感じます。

 

学習机とベッドがちょうとピッタリと置けるくらいの広さなので、大きな収納棚を置いたり、友達をたくさん呼んだりすることは難しいかもしれません。

寝室は別につくる、学習机はリビングに置く、ロフトタイプのベッドにして机を中に入れるなど、スペースを有効活用する工夫が必要でしょう。

 

でも、狭い子ども部屋にもメリットがありますよ!

それは、狭いことで必然的に置ける荷物が限られ、整理整頓がしやすいこと。

 

掃除が必要なスペースも限られています。

自分の荷物や部屋の管理を自分できちんとしてほしいからと、あえて狭い子ども部屋にする方もいらっしゃいます。

 

また、子ども部屋が狭ければ自室にこもらず、リビングで過ごす時間が長くなり、家族とコミュニケーションをとる時間が増えやすいというメリットもあるでしょう。

 

狭い子ども部屋のデメリットは、やはりそのスペースの狭さ。

4.5畳の部屋に学習机やベッドをおけば、それだけで圧迫感を感じてしまうでしょう。

子どもが成長すれば荷物もどんどん増えていくので、収納スペースの確保にも苦労してしまうかもしれません。

 

子ども部屋の広さを考えるポイントは?

絵を描く子どもたち

子ども部屋の広さは、子どもの人数や年齢、性別などに合わせて考えましょう。

 

たとえば子どもがまだ小さい場合、親と一緒にリビングで過ごす時間が長いため、独立した子ども部屋は必要ないかもしれません。

最初はオープンスペースで子どものおもちゃなどを置く部屋を造り、大きくなったら間仕切りをつけて独立した部屋にしてはいかがでしょうか。

 

また、兄弟がいる場合は、広い子ども部屋を2人一緒に使わせているのもよく見られます。

成長後は、同性の兄弟ならシェルフやパーテーションなどの簡単な間仕切りでそのまま使う、異性の兄弟なら工事で壁を作って2部屋にわけて使うなどの方法があります。

将来的に部屋を2つにわけることを考えて、最初から仕切り建具を取りつけた部屋を造る方もいらっしゃいます。

 

また、どうしても狭い部屋になってしまう場合は、インテリアで部屋を広く見せる工夫も可能です。

布のカーテンではなくロールカーテンにする、壁紙や家具を明るい色にして色を使いすぎない、収納家具は床に置かず壁に棚をつくる、ベッドの下なども有効活用するなど、できる工夫はたくさんあります。

間取りでも広く見せることは可能なので、設計の段階で相談してみましょう。

 

子ども部屋の広さは6畳が平均的。広い部屋も狭い部屋も利点がある!

子ども部屋の広さは4.5~8畳程度が多く、その中でも6畳程度が平均的です。

 

広い子ども部屋ならゆったりと過ごせ、子どもが成長して荷物が増えてもスペースに余裕があるのがメリット。

 

狭い子ども部屋も、自分の持ち物やスペースを管理しやすいというメリットがありますよ。

自分の部屋が狭ければリビングで過ごす時間が増え、家族とコミュニケーションをとる機会も増えますね。

 

子ども部屋の適切な広さは、家の大きさはもちろん、子どもの人数や年齢によっても異なります。

子どもの年齢や性別などに合わせ、子ども部屋をどのように使いたいのかを考えながら子ども部屋の広さを決めましょう。

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