2021.01.21
家事動線のいい間取りで家事を時短!ポイントや間取りアイデアも
こんにちは。中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の高田です。
毎日の家事、お疲れさまです!
家事を楽にする便利な家電もたくさん登場していますが、今回は家づくりの視点から家事を楽にする「家事動線のいい間取り」についてご紹介したいと思います。
家事動線のいい間取りのポイントを意識することで、家事をスムーズに、時短でこなせる家へ。
ぜひ、家事動線のいい間取りのポイントをチェックしてみてくださいね。
家事動線のいい間取りとは?いい家事動線を作るポイント
毎日の家事が楽になる家事動線のいい間取りとは、ズバリこんな間取りです!
- 家事のための移動が最短距離にできる
- 動線上に必要な収納スペースがある
- 何がどこにあるのか一目でわかる
無駄な動きをせずに家事が進められること、家族の誰でも家事をしやすいことが重要です。
家事動線をよくするために、家事の種類ごとにさらに考えておきたいポイント、収納面のポイントを以下に紹介しますね。
キッチンの動線は?
キッチンで行う家事は料理、盛り付け、配膳、そして洗い物と収納。
- 冷蔵庫から食材を取り出して料理をする
- 食器棚からお皿を取り出して配膳をする
- 料理をダイニングテーブルへ配膳する
- 食事後には食器を洗って食器棚へ収納する
これらの一連の流れがスムーズに行えるかどうかを意識しましょう。
たとえば対面式のカウンターキッチンや近年人気のアイランドキッチンは、作業スペースが広く回遊性も高いので、家事動線のいい間取りといえるでしょう。
洗濯スペースの動線は?
洗濯スペースでは、洗う・干す・たたむ・収納するという流れを意識しましょう。
たとえばバルコニーと洗濯機を近づける、洗濯室の隣にサンルームを設けるなど。
2階のバルコニーに洗濯物を干すなら、洗濯室、バスルーム、洗面台を思い切って2階に造るという考え方もありますよ。
洗濯室の近くに干す場所を確保できないなら、干す場所とたたむ場所、収納スペースを近づけるという形でもいいでしょう。
収納スペースの考え方
家事動線を考える際に、収納の広さも重要ですが、どこに設置するかという点も大きなポイントです。
大きな納戸があるからとりあえず全部そこにしまう!という収納方法では、中に何が入っているのかわかりづらく、必要なものを探すのに手間取ってしまいます。
できるだけ、使う場所の近くに収納があることが望ましいです。
中身が見やすく、何が入っているのか一目でわかるようにすることも大切。
誰でも必要なものを探せて、収納・補充することができる場所を考えましょう。
こんな間取りはどう? 家事動線のいい間取りのおすすめ
家事動線をよくするために、具体的にこんな間取りはいかがでしょうか?
コンパクトにまとまったキッチン&大型パントリー
効率的に作業するためには、必要な器具や道具が集約されたコンパクトなキッチンが理想的です。
キッチン周りに大型のパントリーを設置すれば、収納力も上がりキッチンをすっきり使えます。
パントリーは、玄関からキッチンまでの動線に設置するケースも。
買い物してきた食材などをスムーズに収納できる動線を考えてみましょう。
パントリーの設置場所や大きさなどは、こちらのコラムでも詳しくご紹介しています。
パントリーは必要?必要な場合や不要な場合、メリット・デメリットも
ランドリールームとクローゼットを近づける
家族全員の衣服を収納するファミリークローゼットを、洗濯家事の動線上に設けるケース。
洗濯機や室内干しスペースを集約させた、ランドリールームの近くに設けるのがおすすめです。
洗う・干す・収納する、の流れがスムーズになります。
ランドリールームやファミリークローゼットのメリット、おすすめの設置場所についてはこちらのコラムでも詳しくご紹介していますので参考にしてみてくださいね。
ランドリールームとは?設置する場所やメリット・デメリットなども
シューズクロークの近くにファミリークローゼットを造る
玄関横の大きな収納スペース、シューズクロークも家事動線の大きな味方。
シューズクロークには靴だけでなく、コートや外で使うものも収納できますので、外出から帰ってきたあとの片付けが一度で済みます。
シューズクロークからつながる動線上にファミリークローゼットを設けて、コートや部屋着はそちらに収納するのも同じく効率的な動線でしょう。
キッチンとランドリールームを回遊動線でつなげる
家事はマルチタスク。
料理をしながら子どもの様子をみて、洗濯機が止まったら料理を中断して干しに行く…なんて同時進行もいつものことですよね。
家事をスムーズに回すためには、キッチンから洗濯室、洗濯物を干すスペースをできるだけ近い位置に配置したり両側にドアをつけたりして、キッチンとリビングのどちらからでも行き来ができるような間取りにしましょう。
キッチン、リビング、洗面室をぐるりと回れる「回遊動線」にすると、家事動線がよくなります。
家事動線のいい間取りを知って、家事の効率アップ!
家事を進めるときに最短距離で移動できて、使う場所に見やすい収納がある。
これが、家事動線のいい間取りを考えるときのポイント!
料理や洗濯、掃除など家事の具体的な動きを考えながら、家事動線のいい間取りを検討しみましょう。
たとえば、キッチン用品を集約したコンパクトな造りにして大容量のパントリーを設置したり、洗濯室の近くに室内干しのスペースや収納スペースを設けたり。
複数の家事を同時に進めることも多いので、キッチン、リビング、洗濯室、収納をつなぐ動線がスムーズであることも重要ですよ。
家事動線のいい間取りであれば、家族の誰もがスムーズに家事を行えます。
理想の暮らしを叶える家づくりのひとつとして、ぜひ家族で一緒に家事動線のいい間取りについて考えてみましょう。