2020.12.03

ファミリークローゼットとは?おすすめの間取りや広さも解説!

こんにちは。中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の高田です。

 

家造りでの中でも、収納は暮らしやすさを左右する大切な部分。

最近は新しい考え方の収納スペースとして、「ファミリークローゼット」を取り入れる方が増えています。

 

今回のコラムでは、このファミリークローゼットにについて解説します。

 

ファミリークローゼットとはどんな収納か?

その必要性やメリット、ファミリークローゼットを設置する際の間取りや広さについてもお伝えしますね。

物の少ないファミリークローゼット

 

ファミリークローゼットとは?

ファミリークローゼットとは、名前の通り家族みんなで使うクローゼットです。

 

一般的にクローゼットといえば、各々の部屋にそれぞれ自分の洋服などを収納するイメージ。

しかし、ファミリークローゼットは一ヵ所の収納スペースに、家族全員の衣類などをまとめて収納します。

 

部屋着、パジャマ、下着やリネン類、外出着、スーツや制服、バックや小物など、ファミリークローゼットに収納できるものはさまざまです。

 

物の収納場所が決まれば片付けや掃除もスムーズに!

収納が1ヵ所にまとまっていると、コートはこっち、部屋着はあっち、パジャマはここに……とバタバタすることもなく、楽に片づけることができます。

収納場所を1ヵ所にまとめることで、生活動線や家事動線をシンプルにし、効率的な家事や楽ちんな生活を送ることができるのです。

 

ファミリークローゼットの大きさによっては、収納だけでなく、そこで身支度を整えたり、家事をしたりといったことも可能になるでしょう。

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ファミリークローゼットはどこに設置する?おすすめの間取り

ファミリークローゼットの間取りは、家事や生活動線をイメージして配置場所を考えてみましょう。

 

配置場所として多いのは、シューズクローゼットやランドリールームの近く。

また、リビングのそばに配置する場合もよくあります。

 

それぞれおすすめのポイントがあるので、ご紹介しますね。

 

ランドリールームの近くで家事動線をスムーズに

洗濯機や室内干しスペースがある「ランドリールーム」の近くに配置すれば、洗濯→干す→取り込む→しまう、という一連の流れが1ヵ所で完結するので洗濯・収納家事がとってもスムーズに!

ランドリールームと洗面所脱衣室が併設されている間取りも多く、その場合は帰宅から手洗い、着替えを一ヵ所でまとめて行え、手洗いを重要視する新しい生活様式にもマッチしますね。

 

パジャマやタオル類を収納していれば、お風呂に入った後に脱衣所で着替える際にも便利です。

 

シューズクロークにつなげると外出・帰宅時に便利

玄関のシューズクロークにつながる動線上に、ファミリークローゼットを配置する間取りもよく見られます。

 

外出時はファミリークローゼットで身支度を整え、シューズクローゼットで靴とコートを身につけて外出。

帰宅時にはファミリークローゼットで靴を履き替え、コートを脱いでファミリークローゼットで部屋着に着替えてリビングへ。

 

外出時の身支度や帰宅時の片付けを一つの動線上で済ませられます。

 

リビングのそばで使い勝手アップ

ファミリークローゼットをリビングのそばに設置すれば、収納した衣類を誰もがすぐに取り出しやすいというメリットがあります。

 

洗濯物をたたむ、収納するという家事もスムーズです。

他の家事の合間にさっとたたんで収納したいという方にもピッタリでしょう。

 

 

どのような使い方をするか、どんなものを収納するかによって、配置場所を考えてみると良いですね。

ファミリークローゼットを活用することで、各々の部屋に収納するものはぐっと少なくなるため、生活空間を広くとることができますよ!

 

ただし、趣味の道具やプライバシーに配慮が必要なものなどは自室に収納したい…という場合は、各々の部屋にもクローゼットがあった方が安心。

子どもが成長して「自分の部屋で着替えをしたい」というケースも想定できるため、広くとらなくとも用意しておくと良いかもしれませんね。

 

ファミリークローゼットに必要な広さは?

白がベースのファミリークローゼット

ファミリ―クローゼットに必要な広さは、家族の人数、収納するもの、使い方によっても異なります。

当然ですが家族の人数が多いほど、収納するものが多いほど、広いスペースが必要です。

 

たとえばシューズクロークに併設して外出着やコート、バッグなどを中心に収納する場合は1~2畳程度、ランドリールームに併設してパジャマや部屋着、下着、タオルなどを中心に収納するなら2畳程度は必要となります。

家族の衣類をまとめて収納し、ウォークインクローゼットのように着替えや身支度までできる広さを確保しようと思うなら、3~4畳程度は必要になると思います。

 

ただし、ファミリークローゼットを広くとるあまり、リビングなどの生活スペースを圧迫しないよう、家全体とのバランスを考えて広さを決定しましょう。

 

しあわせな家のファミリークローゼット事例も参考に

しあわせな家でも、ファミリークローゼットのプランは人気です。

お客様の施工事例をご紹介しますね。

 

横浜市都筑区 I 様

ファミリークローゼットの事例

こちらのお客様の事例では、寝室と廊下をつなぐスペースに、L字型でウォークスルータイプのファミリークロークを設置しました。

各部屋からもアクセスでき、通り抜けもできる大容量の収納庫です。

 

大きなものも小さなものも収納でき、収納場所が1ヵ所にまとまって「とても使いやすい」とご家族にも好評です。

人感センサー付きなので、どの入り口から入ってもすぐに電気が点くのも便利です。

 

 

東京都小平市K様

こちらのお客様の事例では、独立したファミリークローゼットを設置。

 

共働きの家庭や、お子様がいる家庭は家族がそれぞれ違う生活リズムで暮らすことも。

クローゼットが独立していることで、寝ている家族に気兼ねすることなく、着替えや物の出し入れが可能です。

 

共有で使うものや、小さなお子様のストック品なども一か所にまとまっていれば、家族で収納場所を把握できて便利です。

 

 

ファミリークローゼットの間取りは動線を考えて快適な生活を

ファミリークローゼットとは、家族の衣類などを一ヵ所にまとめて収納する大容量の収納スペース。

家事動線や生活動線をシンプルにし、スムーズで効率的な生活を実現してくれます。

 

玄関の近くに配置して外出の準備や帰宅時の片づけをスムーズに、ランドリールームやリビング近くに配置して洗濯から収納までの家事を効率的に。

 

どこに配置するか、どんなものを収納するかによっても、ベストな間取りや広さは異なります。

活用の仕方や普段の動線を想定しながら、家族にぴったりなファミリークローゼットを考えてみましょう。

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