想いにどこまでも寄り添う中古住宅仲介+リノベ。
子どもを見守りながら、ゆったり過ごせる住まいづくり。

マンション
東京都小平市 K様 中古マンションを中規模リノベーション 
家族構成:ご夫婦 お子様1人 築年数:19年

子どもが生まれたらもう少し広いところに引越そうと思っていたKさん。 ライフプランから考えて、今が自分たちの家を持つタイミングと気づいたそう。突然始まった住まいづくり、 自然と子どもと一緒に過ごすお家時間をイメージしたやさしい場所ができました。

  • 売買担当 高田 邦穂
  • リフォーム担当 望月 陽介

ライフプランがしっかり見えた安心の家づくり。

Kさんは資産運用の専門家であるFPバンクさんからのご紹介のお客様。子どもができたのを機にライフプランをしっかり立てようと思ったというKさん夫妻は、FPバンクさんにライフプランシミュレーションをつくってもらいました。
「はじめは4年ぐらいかけて家のことを考えようと思っていたんですが、FPバンクさんにすごく具体的なシミュレーションを出してもらって、今がいいタイミングだなって思ったんです。」と奥様。
はじめは賃貸で考えていたというKさんでしたが、お金のことも具体的にイメージできて、賃貸よりも今購入した方がいいという決断ができたと言います。「プランにはいろんな選択肢があって、その中のひとつがリノベーションでした。家づくりは考え始めたばかり、まずはしあわせな家さんでの“お家の勉強会”に参加することにしました。」

勉強会に参加したことでイメージが明確に。都心にこだわらない、ゆとりある住まいになりました。

しあわせな家では、まずは楽しく理想の住まいのカタチを探る“勉強会”をしています。Kさんのように突然「家を買う?どうする?」ということになって、具体的なことが決まっていなくても大丈夫です。
車をもつ予定がないKさんは、駅近は必須条件。はじめは今まで住んでいた都心の近くを希望されていましたが、決めたのは都心を少し離れた小平市の物件でした。
「勉強会に参加したことで、どれくらいの築年数がいいかとか立地の関係、暮らした時の広さの感覚とか、だんだんリアルに分かってきました。予算との兼ね合いを考えても、都心にこだわらなくていいかなって思えて来たんです。都心の路線からひと駅離れるだけで、とても条件のいい場所がある。予算内で広さにゆとりのある場所が見つかって、リノベーションもいろいろ出来ました。」と奥様。

「予算と想いの兼ね合いをギリギリまで考え続けてくれるので、楽しく家づくりが出来ました。」

リノベーションすることになって、夢がどんどん膨らんだという奥様、予定より早くなった住まいづくりでしたが、かえってこの時期でよかったと言います。
「産休中で時間があったので、いろんなリノベ事例の雑誌を見たり、調べたり、楽しく過ごすことができました。夢が膨らんだあとは、担当の望月さんに予算との兼ね合い相談タイムでした。こんな風にしたいって話すとすぐにわかってもらえて、無理難題でもどうにかできないかギリギリまで考えてくれました。」
「完成した後に“ここが残念だった…”という気持ちを残して欲しくないんです。気持ちよく暮らしていただきたいですから。」とリフォーム担当望月。この想いが、実現不可能と思われることも、ギリギリまで考え抜ける原動力ですね。

「広いってこんなに心地いい」暮らしてみてわかるストレスのない住空間。

暮らしてみてどうですか?の問いに「広いっていいですねー。」とKさん。「ストレスがないんです。子どもも自由に動き回れるし、ここにして本当によかったです。」
都心に繋がる駅近が重要で、もともと広さはそんなに求めていなかったというKさん夫妻ですが、暮らしてみてゆとりある住空間の良さを実感されているそう。生活様式の変化で家で過ごす時間が増えてきて、これからは利便性より快適に過ごしたいという気持ちが重要視されていきそうです。

とにかく収納をたっぷり確保。小さい子どもがいても安心な散らからないキッチン。

小さいお子さんがいると、何か口に入れてしまわないか、どこかに潜り込んでしまわないか、心配は尽きません。Kさん宅のキッチンには必要最小限の物しか置かれていません。それはリビングも同様です。奥様のご希望のひとつに「とにかく収納をたっぷり確保したい」というものがありました。
「片付けが苦手なんです。子どものためにもとにかく物が散らからないようにしたくて…。」と奥様。たっぷり収納とともに広々としたカウンターもできて、見た目にも美しいキッチンスペースになりました。お子さんが大きくなった時にも、一緒にキッチンに立ったり、ゆとりあるスペースは夢が広がります。

Pick Up

「それ出来るよ」って言ってくれる大工さんの高い技術とやさしさ。

奥様の理想のキッチンは I 型のオープンタイプ。しかし建物の配管の関係で、L型にするしかない既存構造でした。リフォーム担当望月のギリギリの計算でなんとか I 型にする方法が見つかりましたが、一番下の収納は配管が当たってしまうため、諦めるしかありませんでした。
残念な想いを大工さんに話したところ、「望月さん、それ出来るよ」と大工さん。なんと既製品のキッチンの引き出し構造をカスタマイズして、配管を避ける形でつくってくれました。メーカーものの既製品に手を入れることを提案してくれるなんて、普通はありません。高い技術があるからこそ言える言葉です。
リビング側のキッチンカウンター下収納にも一工夫。ここにシュレッターを入れる想定を聞いた大工さんが、コンセントを既製品のキャビネット内につけてくれました。小さいお子さんのいる家庭ではシュレッター事故は心配、キャビネットの中なら安全です。住む人のことをいつも考えてくれるやさしさが嬉しいです。

造作したキッチン横のフリースペースは、現在お子さん見守り場所として活用中。

キッチンのコンロ横は、通常は壁。Kさん宅の場合、この場所に構造上余分なスペースがありました。ただ壁にしてしまうのは勿体無いと、フリースペース造作をご提案しました。赤ちゃん見守りモニターを見かけた望月が、ここにモニターが置けたらいいなとイメージ。お子さん用のグッズやキッチン回りの収納場所にもなり、視界が広くなる効果もあります。コンセントが設置してあるので、まだまだ用途は広がりそうです。
「はじめは予算的にキッチンパネルでもいいかなって思っていたんですが、望月さんが “ここはキッチン最大の見せ場。絶対タイルにした方がいいですよ”ってきっぱり。本当にその通りでした、妥協しないで正解。」と奥様。タイルの目地を色にしてデザインのポイントにすることも多いですが、Kさん宅の場合、あえてタイルと馴染む白の目地に。ナチュラルでやさしい空間にマッチしています。

子どもと一緒に過ごして再発見、ゴロ寝スペースの心地よさ。

「子どもができて一緒に過ごしているうちに、ゴロ寝の心地よさを再発見してしまって(笑)、リノベーションするなら絶対 “畳のゴロ寝スペース”をつくりたい!って思ったんです。」とKさん。奥様の理想のリノベイメージは「北欧風」、はじめは畳の登場に難色を示していました。
「“え? 畳?”って思ったんです(笑)。でもぜんぜん違和感なく出来て、オムツ替えの時にも便利だし、今ではとってもお気に入りのスペースです。」と奥様。
Kさん宅に採用したのは和紙表という種類の畳で、色のバリエーションも豊富、貼り方を工夫することで無垢のフローリングとも違和感なく合わせられます。
壁には奥様お気に入りの作家さんのぬいぐるみを飾れるオープンラックを造作。TVボードもフローティングにすることで空間をより広く見せています。

素材感と機能にこだわった、段差のないフラットな床。

「床がフラットなので、子どもがハイハイしても安心です。どこへでもどんどん進んでいくんです。気持ちよさそう。」とにっこりの奥様。
フローリングの床材は無垢の西南桜。サラサラして肌触りがいいとKさん夫妻もお気に入りのご様子。キッチン、洗面スペースなど水回りの床材は、石目調のフロアタイルを採用。「ダイニング部分もこのフロアタイルにしたので、食事の時に子どもが何かこぼしてしまっても、すぐに拭けて便利なんです。」と奥様。
フラットながらモルタルのような味わいあるデザインなので、無垢のフローリングとも相性がよく、リビングダイニングのゾーンニングの役割だけでなく、デザインアクセントにもなりました。

西日対策のハニカムスクリーンで、やさしい光を取り込む。

大きな掃き出し窓のあるこの部屋は、西向き。二重サッシにして西日対策をすることも考えましたが、予算的にオーバー。そこでご提案したのが、六角形のハニカム構造の空気層で、遮熱・断熱効果のあるハニカムスクリーン。
光が柔らかくなる効果もあるので、やさしい光がリビングいっぱいに広がりました。ベランダの出入り口になる窓はハーフタイプとの組み合わせにして、オーダーメイド感覚でピッタリサイズで設置できました。コストを抑えつつ効果が期待できる、おすすめのスクリーンです。

在宅ワークが増えたから、パパのワークスペースもしっかり確保。

リモートで仕事をすることも増えたというKさん。生活様式が変わらなければワークスペースをしっかりつくろうと思わなかったかもしれないと言います。
「生活に一体感が欲しいから」と、Kさんのお住いはリビングに生活の中心を集約しています。お子さんと過ごすスペースも、在宅ワークや家事をするスペースも、ひとつの空間で繋がっています。ワークスペースはTVが視界に入らない場所に設置、あえて壁に向かうことで集中できるように配慮しています。背中で家族の様子を感じることが出来るのもいいですね。

寝室は小さくして土間と収納を広く、生活様式に合った空間選択で暮らしやすさを追求。

新たな住まいをつくる時、自分たちの暮らしの中で重要視するのはどの空間か、改めて考えるいい機会になります。Kさんご家族の場合、「収納の充実=暮らしやすい空間」がご希望でした。そこで、寝室は3人一緒に寝られるスペースがありつつも最小限の面積にとどめ、その分ファミリークロークと多目的土間を広くとりました。
「自転車やベビーカーを置いても余裕の広さです。土間はダンボールなど部屋に上げたくないものも置けて、とてもいいです。」とKさん。アイアンのパイプハンガーを設置、外出から戻った時に上着をかけておくのに便利です。クリーニングから戻ってきたものの一時置き場としてもいいですね。
土間と寝室の間にはアイアンフレームの室内窓を設置、デザイン的ポイントだけでなく、外光が入る土間からの光が届き、空気の循環も助けてくれて実用的です。

みんなが気づき始めた、収納をまとめるファミリークロークのいいところ。

リノベーションを考えるお客さまの間で、収納を1箇所にまとめるファミリークロークがとても人気です。Kさん宅は部屋といってもいいサイズ感です。
「各部屋の中にクローゼットがなくてもいいのでは?ということに、みんな気づき始めたんだと思います。」と望月。日本の住宅のカタチとして長年、各部屋に押入れなど収納が付いているのが当たり前でした。しかし近年生活様式が変わり、共働きの家庭も増えて、家族がそれぞれ違う生活リズムで暮らすことも多々あります。収納が独立した部屋にまとまっていれば、他の家族の睡眠を妨害してしまう心配もなく、それぞれが自分の都合のいい時に利用できます。収納スペースの大きさに左右されることなく、効率のよい収納が叶うファミリークローク、これからますますバリエーションが生まれそうです。

トイレはフクロウの壁紙とシックな色味で、大人可愛くできました。

トイレは小さなスペースなので、壁紙や色使いで遊び心が発揮できる場所です。木部をウォールナット調でまとめ、アイアンの黒、壁紙の深緑と合わせて、大人カラーの仕上がり。お住い全体がナチュラルなカラーなので、キュッと締まったアクセントになっています。ここで奥様がメインに選んだのは大胆なフクロウの壁紙、黒のペン画風なので大人可愛くまとまりました。可愛いフクロウに囲まれて、お子さんも楽しくトイレデビューできそうですね。

どこまでも「想い」に寄り添うプランニング

「収納たっぷりの広々空間で、イメージしていたより素敵な住まいが出来て大満足です。よく“はじめの予算より100万円くらい多くかかった”という話を聞くので、予算オーバーは覚悟していたのですが、仕上がってみたら予算内にピッタリ収まって、それもとっても嬉しかったポイントです。臨機応変な対応で、コストカットのための工夫をいろいろ考えてくれました。こちらが心配になるくらい一生懸命わたしたちの希望を聞いてくれて、信用できるなって感じてお任せできました。」と嬉しいお言葉をくださったKさん夫妻です。
住まいの理想はみなさんそれぞれ、想いをカタチにするために、とことん一緒に考えます。しあわせな家のリノベーションプランの主役は、住む人の「想い」です。

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