2024.05.21
寝室に書斎を造るメリット・デメリットを解説!注意点も紹介
こんにちは!中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の山田です。
リモートワークや在宅ワークが普及し、自宅に書斎を造る人も増えてきました。
今回のコラムでは「独立した書斎を確保するスペースがない場合に書斎をどこに造るか?」のアイデアの一つとして、寝室に書斎を造るケースについてご紹介します。
寝室に書斎を造るメリットとデメリット、造る際の注意点などを確認していきましょう。
寝室に書斎を造るメリットとは?
寝室に書斎を造るメリットは、集中しやすい空間にできることです。
寝室はリビングやダイニングから離れ、生活音や家族の話し声、テレビの音なども届きにくい間取りになっていることが多いです。
基本的に昼間は使わない部屋なので、静かに集中して仕事や作業ができるでしょう。
また、寝室自体が独立した部屋なので、扉を閉めればプライバシーも守れます。
仕事の資料を広げたりオンラインミーティングに参加したりする場合も、仕事上のセキュリティを保ちやすいでしょう。
リビングやダイニングの一角に書斎を造るケースと比べても、大切な書類などを家族の共有スペースから離れた場所に置いておけます。
リビングやダイニングを散らかさずにすっきり保つことにもつながるでしょう。
寝室に書斎を造るデメリットとは?
一方、寝室に書斎を造るデメリットは、オンオフの切り替えがしにくい可能性があることです。
書斎は作業や仕事をする場所ですが、寝室は体を休めたりリラックスしたりする場所。
ベッドや布団が目に入ると、「ちょっと休憩しよう」と誘惑に負けてしまうことも。
夫婦で同じ寝室を使っている場合なども注意が必要です。
同じ寝室で家族が寝ている間は明かりをつけて作業をすることが難しいため、書斎として使用できる時間に制限がかかってしまうでしょう。
また、リビングやダイニングの一角に書斎を造るケースとの比較では、書斎での作業中は家族とのコミュニケーションをとりづらいというデメリットも。
書斎の使い道がちょっとした作業程度が中心なら、家族の気配を感じながら活用できるリビング書斎のほうが向いているケースもあるかもしれません。
寝室に書斎を造るときの注意点もチェック!
せっかく寝室に書斎を造るなら、使いやすく快適な寝室兼書斎にしたいですよね。
そのためにも注意すべきポイントをお伝えします。
書斎スペースを仕切る
オンオフを切り替えて作業しやすくするために、パーテションなどで書斎と寝室の空間を仕切ることをおすすめします。
デスクからベッドが、ベッドからデスクがそれぞれ目に入らないような配置にしましょう。
適切な広さを考える
デスクなどの作業スペースが大きければ作業はしやすいですが、その分寝室空間が圧迫されてしまいます。
書斎をどのように使うのか、どんな作業を行うのかを考えた上で、適切な広さを確保しましょう。
例えばノートパソコンでの作業ならデスクの大きさは幅80cm×奥行き60cm程度あれば十分ですが、デスクトップパソコンと大きなモニターでの作業が中心なら、幅100cm×奥行き70cmは欲しいところです。
また、使う道具や荷物、書類などを把握して、必要な収納スペースも確保しましょう。
適切な収納スペースがないと、荷物があふれ出して寝室スペースを結局圧迫してしまいます。
こちらのコラムでは寝室や書斎の広さ、レイアウトなどについて解説しています。
使いやすく快適な寝室兼書斎を造るヒントにどうぞ!
書斎の広さはどれくらい必要?書斎の種類やおすすめレイアウトも!
コンセントの位置を考える
書斎ではパソコンやスマートフォンの充電、デスクライトなどを使うので、コンセントが必要です。
季節によっては扇風機やヒーターなどを使うこともあるため、デスクの配置を意識してコンセントの数や位置を決めておきましょう。
寝室に書斎があるメリットデメリットを知って使いやすい書斎を造ろう
リモートワークや在宅ワークの普及により、自宅に書斎を造りたいというニーズが増えています。
独立した書斎を造るスペースがない場合は、寝室に書斎を造る方法がありますよ!
寝室の書斎は静かで集中しやすく、プライバシーが守れるのがメリット。
しかし、寝室はリラックスする場所でもあるため、オンオフの切り替えが難しくなること、家族が寝ていると作業ができないというデメリットもあります。
寝室に書斎を造るなら、寝室スペースと仕切ること、適切なスペースを確保すること、コンセントの位置を確認することなどに注意しましょう。