2024.05.27
1,500万円でリノベーションできる範囲は?予算内で希望を実現しよう
こんにちは!中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の山田です。
マンションや戸建てをリノベーションするにあたって気になるのが予算。
例えば予算を1,500万円とした場合、リノベーションができる範囲はどの程度なのでしょうか。
そこで今回は、1,500万円でリノベーションができる範囲についてお話ししていきます。
1,500万円では難しいリノベーションの範囲や、費用を抑えるコツなどもご紹介しますので、ぜひチェックしてください。
1,500万円でできるリノベーションとは?
1,500万円の予算があれば、部分的なリノベーションはもちろん、間取り変更など規模の大きいリノベーションも可能なケースが多いです。
1,500万円の予算でできるリノベーションの範囲を工事内容別にご紹介します。
複数の箇所をリノベーションしたいと考えている方も多いと思いますので、それぞれの費用も参考にしてみてくださいね。
内装のリノベーション
壁紙の張り替えや床材の変更といった内装のリノベーションは、坪数や使用する素材などにもよりますが200万円程度から可能です。
和室から洋室に変更したり、反対に洋室を和室に変更したりすることもできます。
ただし、リノベーションで使用する素材のグレードが高い、または坪数が広いといった場合は、1,000万円近くかかってしまうことも。
水回りや外壁などほかのリノベーション工事も検討している場合は、予算1,500万円以内に収まらない可能性があるため、注意して計画を立てましょう。
水回りのリノベーション
水回りは使っていくうちに劣化していくため、リノベーションを検討している方も多いのではないでしょうか。
水回りは10年〜20年を目安にリノベーションを検討するのが良いといわれています。
キッチンやトイレの交換、ユニットバスの交換など、水回りをリノベーションする場合の費用は150万〜500万円ほどとなっています。
キッチンや洗面所などはデザイン性や機能性によって費用が大幅に変わりますので、予算にあわせて検討すると良いでしょう。
なお、水回りの最新設備は機能性が高く、節水・節電効果が期待できます。
リノベーション費用がかかったとしても、後々の光熱費の節約につながるため、設備を選ぶ際は長い目で見て検討するのがおすすめです。
間取りの変更
間取りを変更することで、動線が良くなったり、部屋が広くなったりと、さまざまなメリットがあります。
坪数や内容にもよりますが、間取りの変更は100万〜800万円ほどで行うことができます。
なお、柱や梁といった家の骨格だけを残して間取りを変更する「スケルトンリノベーション」というリノベーション方法がありますが、25坪以内であれば1,500万円ほどで行うことが可能でしょう。
外壁リフォーム
外壁はひび割れたりカビが発生したりと、どうしても劣化してしまうもの。
そのため、外壁リフォームを定期的に行う方も多いです。
外壁リフォームは、塗装やカバー工法(重ね張り)、張り替えなどさまざまな施工方法がありますが、施工範囲や壁材によっては50万〜300万円ほどで行えます。
【1,500万円前後】しあわせな家のリノベーション事例
小さなお子様が2人いらっしゃるご家族の中古戸建てのリノベーション事例です。
子育てしやすい立地と、吹き抜けのある明るく開放感ある構造を一目見て気に入り、リノベーションに踏み切りました。
奥様が特にこだわりたかったキッチンは、オーダーメイドで新調。
前のお住まいで使っていたお気に入りのダイニングテーブルを配置することも考え、既存のキッチンとレイアウトも変更しました。
2階の洋室は、お子様のプレイルームに。
お子様の遊ぶ様子を見られるようにと、最初は廊下側の壁を取り除くのがご希望でしたが、構造上難しく、代わりに室内窓を設置する工夫を施しました。
玄関の壁は漆喰仕上げ、トイレには遊び心のある壁紙など、内装にもこだわりが満載。
2×4(壁式構造)の戸建てのため、大きな間取り変更は難しかったものの、奥様のセンスも相まって、約1,600万円で築20年のお家が素敵に生まれ変わりました。
★紹介事例:憧れのkitchenhouseが似合う 光溢れるリビングダイニングのある家
1,500万円では難しいリノベーションは?
1,500万円の予算があれば、複数箇所のリノベーションを行うことが可能です。
しかし、リノベーションの内容によっては、1,500万円の予算では難しい場合もあります。
1,500万円では難しいリノベーションは、主に次のような工事です。
- 25坪以上の戸建てスケルトンリノベーション
- 完全分離型の二世帯住宅への変更
- 昭和56年以前の建物の耐震補強
戸建てのスケルトンリノベーションは、坪数が25坪以上だと、1,500万円以上かかる可能性があります。
耐震・断熱工事なども発生するため高額になりやすいです。
マンションのスケルトンリノベーションの場合は、25坪以上でも耐震工事や外装・サッシの工事が共用部で不要になる分費用も抑えやすいですが、内装材・設備のグレードによっては1,500万円以上かかる可能性があります。
戸建てとマンションぞれぞれの、リノベーションでできること・できないことについては、下記コラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
リノベーションでできること・できないことは?戸建てとマンションで確認!
また、それぞれの世帯にキッチンや風呂などの水回りを設置する完全分離型の二世帯住宅に変更する場合も、高額になる傾向があります。
なお、昭和56年(1981年)5月以前に建てられた建物のリノベーションでは注意が必要です。
昭和56年6月より、いわゆる新耐震基準により、住宅の基礎コンクリートには鉄筋を入れることが義務付けられています。
昭和56年以前の建物の大半は無筋基礎のため、基礎の補強が必要になり、高額になる可能性が高いです。
予算1,500万円でリノベーションを叶える方法
リノベーションの費用は、補助金を活用したり、リノベーションのポイントを押さえたりすることで、費用を抑えることができますよ!
費用を抑えるために、次の点を知っておきましょう。
- 補助金・減税制度を活用する
- リノベーションの目的を明確にする
- 複数の業者に相見積もりをとる
リノベーションの内容によっては、耐震や省エネ、バリアフリーなどの工事に対して補助金を申請できる自治体もあります。
また、工事内容によっては、所得税や固定資産税の額から減税できる場合も。
リノベーションを検討する際は、条件に当てはまるか確認してみてください。
また、理想のリノベーションをできるだけ費用を抑えて叶えるためには、リノベーションを行う目的を明確にしましょう。
目的をはっきりさせることで、必要な工事だけを見極めることができます。
そして、リノベーションを検討する際は複数の業者に相見積もりをとることが大切です。
相見積もりを取ることで費用の相場がわかりますし、提案力やデザイン力も比較することができますよ。
なお、リノベーションは次のような流れで進みます。
- リノベーション業者の選定
- リノベーションの内容などの希望や要望を伝え、見積りを依頼
- プラン決定・契約
- リノベーション工事
- 完成・引き渡し
リノベーションの流れについては、下記のコラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。
リノベーションの流れを解説!業者の選び方など注意点もチェック!
しあわせな家は、「技術営業」が物件探しからリノベーションまで完全ワンストップでサポート。
物件探しの段階で物件の築年数や劣化具合のチェックを行い、予算内にお客様の理想を叶えられる物件かどうかを見極めます。
予算内で理想の暮らしを実現するなら、ぜひ物件探しの段階からしあわせな家へご依頼ください!
1,500万円でリノベーションは可能!理想の住まいを手に入れよう
1,500万円の予算があれば、部分的なリノベーションはもちろん、間取り変更など規模の大きいリノベーションも可能です。
リノベーション費用の相場は次のとおりです。
- 内装のリノベーション:約200万〜1,000万円
- 間取りの変更:約100万〜800万円
- 水回りのリノベーション:約150万〜500万円
- 外壁リフォーム:約50万〜300万円
一方、戸建ての25坪以上のスケルトンリノベーションや、完全分離型の二世帯住宅への変更、昭和56年5月以前の建物の耐震補強などは、1,500万円の予算では難しい場合も。
リノベーションは補助金や減税制度などを活用することで、費用を抑えることが可能です。
また、リノベーションの目的を明確にしたり、複数の業者に相見積もりを取ったりすることも、理想のリノベーションを叶えるためには大切なポイントです。