2024.05.14
独身女性のマンション購入は何歳?購入理由や注意点も解説
こんにちは!中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の山田です。
ライフスタイルの幅が広がった現在、独身女性でマンションを購入される方も少なくありません。
独身女性のマンション購入は何歳くらいのタイミングが多いのか、興味があるという方も多いのではないでしょうか。
今回のコラムでは、独身女性がマンションを購入する年齢や理由について解説。
独身女性がマンションを購入する際の注意点などもお伝えしますので、マンション購入を検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。
独身女性がマンションを購入するのは何歳?平均を紹介
「女性のための快適住まいづくり研究会」が、5年以内にマンションを購入した女性に行なったアンケートによると、「初めてマンションを購入したときの年齢」は35歳から44歳がボリュームゾーンという結果に。
また、30代が37.4%、40代が42.1%、全体の85.8%が49歳までに購入しています。
具体的には以下のような結果になっています。
- ~29歳:6.3%
- 30~34歳:15.6%
- 35~39歳:21.8%
- 40~44歳:22.7%
- 45~49歳:19.4%
- 50歳~:13.8%
- 無回答:0.5%
こちらのアンケートではマンション購入者のうち81.1%が独身です。
なお、一人暮らしの住宅購入は、マンションだけでなく戸建てという選択肢もありますよ。
こちらのコラムではそれぞれのメリット・デメリットをご紹介していますので、あわせて参考にしてみてくださいね。
一人暮らしの住宅購入はマンション?戸建て?メリット・デメリットは?
独身女性がマンションを購入する理由は?
独身女性のマンション購入が30代後半から40代前半の年齢に多いのには、以下の理由が考えられます。
収入が安定し、住宅ローンの計画を立てやすい
30代後半になると勤続年数も増えて収入も安定してくるため、住宅ローンの返済のめどが立てやすくなるのが大きな理由の一つ。
年齢が若すぎると収入が低くて住宅ローンを組むのを躊躇してしまいますし、逆に年齢が高くなりすぎると返済期間が短くなり月々の負担が増えてしまいます。
定年後に長くローンが続くのも不安ですよね。
「女性のための快適住まいづくり研究会」の同アンケートによると、マンションを購入したときの年収は500万円台がトップで、次いで400万円台となっています。
老後の生活設計を考える時期
30代後半は、退職後など60歳以降の生活設計についても考え始める時期ではないでしょうか。
「老後はどこに住んでどのような暮らしをしたいか」と、老後の生活を考えたときに、マンションを購入するという選択肢を選ぶ方も少なくありません。
また、「現在払っている賃貸住宅の家賃や更新料がもったいない」と感じたことをきっかけとする方も。
賃貸住宅でも毎月住居費がかかるのは同じです。
それならば、住宅ローンを払って自分の資産になるマンションを購入しようと考えるケースが多いのです。
独身女性がマンションを購入するときに注意すべきポイント
独身女性がマンションを購入する際は、気をつけたいポイントがあります。
セキュリティがしっかりしている物件を選ぶ
安心して暮らすためにも、セキュリティ対策がしっかりされている物件を選びましょう。
以下のような設備があると安心です。
- オートロック
- 防犯カメラ
- TVモニター付きインターホン
- ピッキング防止ディンプルキー、ダブルロック
- 管理人常駐 など
資産価値が高い物件を選ぶ
マンション購入後に、転職や引越し、結婚、出産などでライフスタイルが変わる可能性があります。
購入したマンションが資産価値の高い需要ある物件であれば、売却や賃貸に出すといった対応もしやすいです。
駅に近く便利な立地、使いやすい間取りなどを意識して物件を選びましょう。
マンションは管理状態でも資産価値が大きく左右されるので、管理組合が適切に管理しているかも要チェックです。
無理のないローン返済計画を立てる
せっかくマンションを購入しても、住宅ローンの返済が負担で生活を楽しめないのはもったいないです。
月々の住居費は現在の賃貸の家賃よりやや低めの設定がおすすめ。
マンションには、管理費や修繕積立金もかかってくるのに加え、固定資産税の納付も必要になるためです。
一般的に、住宅ローンの返済負担率(年収における返済額の割合)は年収の25%以内、マンションの購入価格は年収の5~7倍程度が適正といわれています。
この数値を参考に資金計画を立ててみてはいかがでしょうか。
マンションの広さに注意
「独身だからワンルームマンションを購入しよう。」と検討している方はいませんか?
ライフスタイルが変化する可能性を考えると、コンパクトすぎる間取りはおすすめできないケースがあります。
また、住宅ローンの利用を考えている場合も広さに注意が必要です。
金融機関にもよりますが、多くの金融機関では住宅ローン利用に【物件の専有面積が30㎥以上】という条件を設定しています。
また、住宅ローン控除の利用にも【家屋の床面積が50㎡以上】という要件がありますのでご注意ください。
独身女性のマンション購入は30・40代が多い
独身女性のマンション購入年齢は、30代・40代がボリュームゾーン。
年収が安定して資金計画が立てやすくなること、将来の生活設計について考え始める時期であることなどがその理由でしょう。
住居費を払い続けるのが同じなら、賃貸ではなく資産になるマンションを購入したいと考える方も多いです。
独身女性がマンションを購入するなら、資産価値が高くセキュリティがしっかりしている物件を選び、無理のないローン返済計画を立てましょう。
ワンルームマンションは広さによって、住宅ローンや住宅ローン控除や利用できないケースがあるので注意してください。