2024.05.07

家を購入したら確定申告が必要!やり方や注意点も解説

こんにちは!中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の山田です。

 

住宅購入に関わる税金の控除を受けるためには、確定申告が必須!

家を購入した翌年には、忘れずに確定申告を行いましょう。

しかし、「確定申告をしたことがないので、やり方が分からない」という方もいらっしゃると思います。

 

そこで今回のコラムでは、家の購入で確定申告が必要なケースについて紹介します。

確定申告のやり方や必要書類、注意点などもお伝えしますのでぜひご覧くださいね。

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家を購入したら確定申告をしよう!

確定申告とは1月1日から12月31日までの1年間の所得から税金を計算・申告し、納付する手続きです。

一般的に、会社員の方は会社で年末調整をしてもらって税金の計算・申告・納付がされています。

 

しかし、一定の条件に当てはまる人や年末調整で計算しきれないものがある場合には、本人が確定申告をする必要があるのです。

 

家を購入して確定申告が必要になるのは、住宅ローン控除を利用する場合です。

住宅ローン控除とは、住宅ローンを利用して住宅を購入した場合に、住宅ローンの年末残高(上限あり)の0.7%を最大13年間、所得税などから控除する制度です。

 

また、住宅ローンを利用せずに購入した場合でも、認定長期優良住宅など特定の新築住宅の取得で税額控除を受けられる場合もあります。

 

ただし、これらの税金の控除を受けるには、確定申告が必要です。

確定申告で控除の適用を申請しなければ控除を受けられず、もったいないことになってしまいます。

 

なお、2年目以降の住宅ローン控除の手続きは、会社員や公務員など給与所得者は会社等の年末調整で可能になります。

自営業など個人で確定申告を行なっている方は、引き続き確定申告で手続きが必要です。

 

 

家を購入したときの確定申告のやり方・必要書類を解説

家の購入に際して、住宅ローン控除を受けるための条件は以下の通りです。

  • マイホームの購入である
  • 住宅取得後6カ月以内に入居し、引き続き居住している
  • 家の床面積が50㎡以上で、1/2以上が居住用であること
  • 10年以上の住宅ローンを利用して購入している
  • 所得金額が2,000万円以下

 

住宅ローンでマイホームを購入する多くの人が当てはまるのではないでしょうか。

 

住宅ローン控除を適用するには、住宅を購入した翌年の2月16日~3月15日の間に確定申告をしましょう。

必要書類を揃えて、住所を管轄する税務署へ提出!

 

申告方法は、書類を税務署へ持参または郵送、PCやスマートフォンを使ってe-Taxで行えます。

 

必要書類は以下の通りです。

  • 確定申告書
  • 住宅借入金等特別控除額の計算明細書
  • 源泉徴収票
  • マイナンバーなど本人確認書類
  • 住宅ローンの残高証明書
  • 住宅・土地の売買契約書や工事請負契約書の写し
  • 住宅・土地の登記事項証明書

 

そのほか、必要に応じて以下も準備しましょう。

  • (補助金を受けた場合)補助金等の証明書類
  • (中古住宅の場合)耐震基準適合証明書等または住宅性能評価書の写し
  • (認定長期優良住宅などの場合)認定通知書の写しまたは性能証明書等

 

確定申告書、住宅借入金特別控除額の計算明細書は税務署や国税庁ホームページで入手し、自分で記載します。

住宅ローンの残高証明書は金融機関から送られてきますし、不動産の登記事項証明書は法務局で取得できます。

 

「初めて確定申告するので不安」という方は、確定申告会場や税務署で相談すれば職員が書き方を教えてくれますのでぜひ問い合わせてみましょう。

 

なお、中古住宅購入の流れや、中古住宅の購入で住宅ローン減税を活用する場合の条件や手続きをこちらのコラムでも詳しく解説しています。

ぜひ参考にしてみてください。

中古住宅購入の流れを詳しく解説!失敗を防ぐポイントや注意点も

中古住宅で住宅ローン減税は可能?その条件や控除額、手続きまで詳しく!

※住宅ローン控除の控除率と控除期間は2022年に改正されています。

現在(2024年現在)は控除率が0.7%、控除期間は新築住宅等が原則13年、既存住宅が10年となっています。

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家を購入したときの確定申告の注意点も確認

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確定申告の期間は、家を購入した翌年の2月16日から3月15日です。

期限までに確定申告をするのを忘れてしまっても、5年以内であれば遡って申告も可能です。

 

また、会社で年末調整が済んでいて、住宅ローン控除のためだけに確定申告をするなら、書類の提出自体は翌年の1月1日から可能です。

書類の準備ができるのなら、混雑する申告期間を避けて早めに提出するのも一つの方法でしょう。

 

なお、2年目以降の住宅ローン控除の手続きには「住宅借入金等特別控除証明書」と「住宅ローンの年末残高証明書」が必要です。

 

「住宅借入金等特別控除証明書」は初回の確定申告後、10月頃に残りの年数分がまとめて送られてくるので、紛失しないように保管しておきましょう。

「住宅ローンの年末残高証明書」は、毎年10月中旬前後に金融機関から郵送されます。

 

 

家を購入したら確定申告をして税金の控除を受けよう!

住宅ローンで家を購入したら、忘れずに確定申告をしましょう!

確定申告で住宅ローン控除の申請をすることで、最大13年間、所得税からの控除を受けられます。

確定申告を忘れると、もったいないことになってしまいますよ。

 

確定申告は金融機関から送られてくる住宅ローンの残高証明書と、住宅取得に関わる書類を準備し、管轄の税務署へ申告します。

確定申告が初めてで不安な方も、税務署で質問をすれば職員が書き方を教えてくれますよ。

 

確定申告は家を購入した翌年の2月16日から3月15日。

会社員の方なら、翌年以降は会社の年末調整で手続きが可能です。

2年目以降は「住宅借入金等特別控除証明書」と「住宅ローンの年末残高証明書」が必要になります。

特に「住宅借入金等特別控除証明書」はまとめて送られてくるため、紛失に注意してくださいね。

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