2021.03.16

中古住宅購入の流れを詳しく解説!失敗を防ぐポイントや注意点も

こんにちは。中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の高田です。

 

近年、中古住宅を購入して自分好みにリノベーションする需要が高まっています!

そこで今回は、中古住宅購入の流れや注意点についてご紹介したいと思います。

 

中古住宅の購入はどんな流れで進めるのかという点に加え、新築住宅購入とは異なるポイントや注意点もありますので、ぜひ参考にしてくださいね。

綺麗なダイニングルーム

 

 

中古住宅購入の流れは?詳しく解説!

中古住宅を購入する際の物件探しから契約、引き渡しまでの流れを順番に解説します。

 

【1】物件探し

中古物件探しでは、不動産会社へ依頼して探すのが一般的です。

不動産会社へ希望のエリアや間取り、価格などの条件を伝えて探してもらいます。

 

候補が上がってきたら内見をして確認。

間取りや設備、収納、日当たり、周辺環境などを確認しましょう。

 

午前・午後、平日・休日など時間や曜日を変えて、複数回チェックすることをおすすめします。

 

【2】購入申し込み・住宅ローン事前審査

購入したい物件が決まったら、不動産会社を通して売主へ購入の申し込みをします。

この時点ではまだ購入は決定していないので、撤回することも可能です。

 

住宅ローンを利用する予定の方は、このタイミングで事前審査に申し込みます。

収入や健康状態などを伝えてローン契約が可能かどうか判断をします。

【3】売買契約

条件がまとまって購入が決定したら、不動産売買契約を結びます。

当日は宅地建物取引士から重要事項の説明と契約内容の説明があり、確認の上で押印をし、手付金を支払って契約締結となります。

 

もし、これ以降に契約を撤回する場合、手付金が没収となるなどペナルティがあるので注意が必要です。

 

【4】住宅ローン本申込み&契約

住宅ローンを利用する場合は、売買契約後にローンの本申込みを行います。

住民票や印鑑証明、所得証明書(確定申告書)などが必要となりますので、準備しておきましょう。

事前審査が通っていれば本審査で否認されるケースはほとんどありません。

 

万が一、ローン審査が通らず住宅ローンを利用できなかった場合は、契約が白紙になることも。

契約書にその旨の特約(融資特約)が入っているケースがほとんどです。

 

【5】物件引き渡し

購入費用の残金決済と同時に物件の引き渡しが行われます。

住宅ローンを利用する場合は、住宅ローンの実行日が残金決済日となります。

不動産の所有権移転登記も同日に行います。登記手続きは自分でもできますが、住宅ローンを利用する場合は必ず司法書士に依頼することになります。

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中古住宅の購入で失敗しないためのポイントや注意点

中古住宅の購入では、新築住宅の購入とは異なるポイントや注意点があります。

 

まず大事なポイントとして、一戸建の場合は「ホームインスペクション(建物状況調査)」を受けることをおすすめします。

 

ホームインスペクションは、建築士や住宅診断士が第三者的な立場から物件の状態を調べるものです。

物件の経年劣化状況や破損、修理の必要性やその時期、費用などをチェックしてくれます。

 

中古住宅は建築から時間が経っているので、建物に劣化や傷みがある可能性も。

物件の状態を個人で判断するのは難しいので、購入申し込みから契約までの間に行い、契約を結ぶかどうか最終判断の材料にしましょう。

 

注意点としては、以下の2点が挙げられます。

 

事前に重要事項説明書と売買契約書の内容をチェックする

契約締結日には重要事項説明書と売買契約書の内容を確認しますが、細かな内容をすべて当日に理解するのは難しいものです。

できれば契約日前にコピーをもらい、事前に内容を確認して不明点などを明らかにしておきましょう。

 

とくに、購入後に不具合が見つかった場合にどのような対処になるかという点はしっかり確認が必要です。

 

 

税金控除や給付金などの対象となる物件か確認

住宅の購入では「住宅ローン減税」や「すまい給付金」などのお得な制度を利用することができるかもしれません。

 

ただし、中古住宅の築年数や収入によって対象外となる場合があります。

検討している制度に該当するかどうか事前に確認しておきましょう。

 

 

中古住宅の購入前には計画を立てよう!

マイホームのブロック

中古住宅の購入で失敗しないためには、しっかりと計画をたてることが大切!

とくに重要となるのは購入・引っ越しのスケジュールと、資金計画です。

 

スケジュール

引っ越し時期から逆算して購入時期を考えましょう。

タイミングがずれてしまうと住居費用が二重にかかったり、仮住まい費用がかかったりしてしまいます。

 

「進学や就職に合わせたい」などタイミングが決まっている方は、とくに慎重に。

前の持ち主がまだ住んでいる場合は、売主の退去スケジュールにも影響されます。

 

資金計画

資金計画というと住宅ローンについて一番に考えると思いますが、必要となるのはそれだけではありません。

引っ越し費用、新しい家具家電の購入費用、固定資産税なども忘れずに計算に入れましょう。

 

中古住宅の場合は、購入後のリノベーション費用、修繕費用なども必要となるケースが多いです。

 

 

中古住宅購入の流れやポイントを知って失敗を防ごう!

住宅の購入は、人生の中でも大きな買い物の一つ。

まずは基本の流れを押さえて、しっかりと購入に向けて準備をしていきましょう。

 

中古住宅の購入では新築物件とは異なる流れや注意点があります。

 

ホームインスペクションを利用して物件の状態をしっかり把握する、スケジュールや資金計画をしっかりたてることが大切です。

 

理想の住まいを叶えるためにも、ぜひポイントを押さえて検討・購入をしてくださいね。

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