2024.03.01
一人暮らしの住宅購入はマンション?戸建て?メリット・デメリットは?
こんにちは!中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の山田です。
マンションや戸建てなどの住宅はファミリー世帯が購入するイメージがありますか?
最近は、一人暮らしの方の住宅購入も増えているんです。
ただし、住宅は大きな買い物ですから、しっかり選んで購入したいものですよね。
今回のコラムは、一人暮らしの住宅購入について解説。
一人暮らしでマンション・戸建てを購入するそれぞれのメリット・デメリット、知っておくべき注意点をご紹介します。
一人暮らしで住宅購入を検討している方はもちろん、「賃貸派だから住宅購入は考えていない」という方もぜひ知っておいてほしい情報ですよ。
一人暮らしでマンションや戸建てを購入する人は多い
近年、初婚年齢の上昇や単身世帯の増加などの社会情勢もあり、一人暮らしでマンションや戸建てを購入する人も少なくありません。
住宅購入というとファミリー世帯のイメージが強いですが、実はそうとも限らないのです。
一人暮らしで賃貸住宅の場合は、老後に収入が下がると同じ水準の賃貸を借り続けられないかもしれない、高齢になってから賃貸住宅の借り換えは契約が難しいかもしれない、というデメリットがあります。
また、生活する上で住宅は必ず必要ですから、「ずっと住居費がかかるのは同じなら、資産になる持ち家を購入したい」と考えるのは、一人暮らしでも同じでしょう。
では、一人暮らしで住宅を購入するならマンションと戸建てとどちらを選びますか?
次のブロックではマンションと戸建てそれぞれのメリットとデメリットを解説します。
一人暮らしのマンション購入のメリット・デメリット
マンションは戸建てに比べてコンパクトな間取りが多く、一人暮らしに向いています。
一人暮らしにはちょうど良い広さで、掃除などもしやすいのがメリット。
管理人の常駐やオートロック、宅配ボックス、24時間ゴミ収集など、セキュリティ面で安心感があり、便利な機能・設備があるのも嬉しいポイントです。
共有部分の掃除や修繕などは管理組合や管理会社が取りまとめて行うので、管理の手間が少ないのも魅力でしょう。
また、マンションの場合は自分が住むほか、将来的に賃貸に出して家賃収入を得たり、売却したりする選択肢もあります。
戸建てに比べ、駅やバス停に近いなど交通アクセスが便利な場所にある物件が多いので、自分が住むのにも便利ですし、売却や賃貸として活用する際にも価値が下がりにくいです。
一方で物件購入費用以外に、管理費や修繕積立金、駐車場代などがかかるのがデメリット。
所有している限り毎月ずっとかかり、築年数の経過によって管理費や修繕積立金が値上がりする可能性もあります。
また、リフォームは管理規約によって制限があることにも注意が必要です。
自分の希望するリフォームやDIYができない可能性があります。
同じく、ペットについても管理規約で制限されていることが多いです。
近年はペットを飼えるマンションが増えていますが、動物の種類や大きさ、頭数などが制限されるのが一般的です。
一人暮らしの戸建て購入のメリット・デメリット
戸建ては、マンションと比べて広い物件が多く、ゆとりのある空間でゆったりと暮らせるのがメリット。
外観・内装・間取りの自由度も高く、注文住宅で理想の家を建てたり、中古住宅を購入して好みに合わせてリフォームしたりすることも可能です。
自分の好きを詰め込んだ理想の戸建てで暮らすのはワクワクしますね!
敷地に余裕があれば庭を作ってガーデニングをしたり、駐車スペースを確保したりも自由です。
ペットを飼ったり、室内で楽器演奏を楽しんだりなど、暮らし方に制限はありません。
ご近所への配慮は必要ですが、常識的な活動の範囲であればトラブルになる心配は少ないでしょう。
ただし、「戸建ては一人暮らしにとっては広すぎる」と感じる方もいるかもしれません。
広い家は掃除が大変ですし、電気代も多くかかるので、使わない部屋があるならもったいないですね。
また、リフォームなどは自由にできますが、反面、修繕やメンテナンスは全て自分で手配しなくてはいけません。
外壁や屋根などは定期的にメンテナンスが必要となるので、そのための費用をためておく必要があるでしょう。
マンションと戸建てでできるリノベーション・リフォーム内容については、こちらのコラムで詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。
リノベーションでできること・できないことは?戸建てとマンションで確認!
一人暮らしでマンションや戸建てを購入する場合の注意点
一人暮らしで住宅を購入する場合は、ライフスタイルに合った住まいを選ぶことが大切です。
利便性の良いエリアでコンパクトに暮らしたいなら都市部のマンション、静かな環境の中でゆったり暮らしたいなら郊外の戸建てが選択肢に上がるでしょう。
ただし、それと同時に、今後ライフスタイルや家族構成が変化する可能性があることも忘れてはいけません。
例えば結婚をして子どもができれば、家族の人数が増えますし、家族にとって必要な広さや環境、設備が出てくることも考えられます。
将来的なことを考えると、資産価値が高く、売却しやすい物件を選んでおけば、住宅を売却して住み替える、賃貸に出して家賃収入を得るといった選択肢もとりやすくなります。
戸建てとマンションを比較すると、一般的に資産価値が落ちにくいのはマンションです。
また、駅の近くや都市部などアクセス性の良い立地の物件は需要が高いのでおすすめですよ。
一人暮らしのマンション・戸建ての購入はメリットデメリットを知って選ぼう
一人暮らしでマンションや戸建ての購入を検討するなら、それぞれのメリット・デメリットを知ってライフスタイルに合わせて選びましょう。
マンションは、一人暮らしにちょうど良いコンパクトさと、セキュリティや設備が備わっていたり、管理の手間が少なかったりする便利さがメリット。
交通アクセスや周辺環境の利便性が高い物件も多く、将来賃貸や売却もしやすいです。
ただし、購入費用以外に管理費や修繕積立金が継続してかかり、住宅の使い方やリフォーム内容にも制限があるのがデメリット。
戸建てはゆったり暮らせる広さが魅力で、庭でガーデニングを楽しんだり、ペットを飼ったり、好みの住まいにリフォームしたりと家の使い方に制限がないのがメリットです。
一方で、「一人暮らしには広すぎる」と感じる方もいるかもしれませんね。
広すぎると掃除が大変、電気代が高いといったデメリットもあるでしょう。
一人暮らしでマンションや戸建てを購入する際は、現在のライフスタイルに合った物件であることはもちろん、将来的にライフスタイルや家族構成が変わる可能性にも注意を。
立地の良い物件など需要の高い物件を選んでおくと、売却や賃貸などの選択肢も検討しやすくなります。