2024.04.03

吹き抜けのメリットとデメリットを解説!デメリットの対策もご紹介

こんにちは!中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の山田です。

 

明るくおしゃれな印象を演出できる吹き抜けは、人気のある間取りの一つ。

しかし、吹き抜けを採用する際にはメリットとデメリットの両方を知って、検討することが大切です。

 

そこで今回のコラムでは、吹き抜けのメリットとデメリットについて解説します!

吹き抜けのデメリットを解消するための対策もお伝えしますので、吹き抜けの間取りを検討している方はぜひご覧くださいね。

吹き抜けの家

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吹き抜けとは?

吹き抜けとは、部屋の天井(上階から見る床)がなく、上下階がつながっている構造を指します。

例えば1階の天井(2階の床)を抜いて、2階の天井まで空間がつながっている状態が吹き抜けです。

 

よく採用される吹き抜けの間取りにはこんなものがありますよ。

  • リビングの一部を吹き抜けにする
  • リビング内に階段を設け、その上を吹き抜けにする
  • 玄関を吹き抜けにする

 

部屋の天井が高くなるので開放感のある広々とした空間になり、高い位置に窓を設置すれば自然光を取り込んで明るい室内になります。

 

 

吹き抜けのメリットとは?

吹き抜けの主なメリットをご紹介します!

 

開放的で広々とした空間になる

天井が高くなるので空間が縦に広がり、開放的で広々とした空間になります。

見上げた際には、遮るものがないため空間の広がりをさらに感じるでしょう。

 

光を取り入れやすい

吹き抜けの高い位置に窓を取り付ければ、窓から差し込む自然光が1階にも届き、自然光を効率的に取り入れた明るい空間をつくれます。

明るいリビングは気持ちが良いですよね!

 

自然光を取り入れにくい玄関も、吹き抜けにすれば明るくしやすいです。

 

上下階でコミュニケーションが取りやすい

1階と2階の空間がつながっているので、気配や声が届きやすいです。

2階に寝室や子ども部屋がある場合でも、階段を上らずに1階から声をかけて家族を呼んだり、話したりもできます。

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吹き抜けのデメリットと対策をご紹介

吹き抜けの家

一方、吹き抜けにはデメリットもあるので注意を!

吹き抜けのデメリットとその対策を事前に知っておくことで、失敗なく吹き抜けを取り入れることができますよ。

 

空調効率が悪くなりやすい

天井が高くて空間が広い分、空調効率が下がってしまいます。

また、冬は暖かい空気が上にたまって1階が寒い、夏は天窓から差し込む自然光で室内が暑くなるといったケースも。

 

室温を調節するためのエアコンの稼働時間が長くなり、光熱費がかさんでしまうかもしれません。

 

対策

空調効率を上げたり、快適な室温を保ちやすくしたりするためには、家全体の断熱性・気密性を高めることが大切です。

高性能の断熱材をたっぷり施す、断熱仕様の窓、サッシ、ドアなどを採用する、気密施工で隙間を減らすといった対策を行いましょう。

 

また、シーリングファンの取り付け、計画的な換気経路の設置など、空気循環を促すことで空調効率を上げることもできますよ。

 

音やにおいが伝わりやすい

空間がつながっているのでコミュニケーションがとりやすいというのは、反面、伝わってほしくない音やにおいも伝わりやすいということ。

2階の寝室で就寝後に1階の音が気になる、料理中のにおいが2階まで広がるといったケースも。

 

家族の生活スタイルや就寝時間が大きく異なるような家庭は、特に注意が必要でしょう。

 

対策

音の伝わりを減らしたいなら、寝室を吹き抜けから離れた位置に配置するなど間取りに工夫をしましょう。

においの対策としては、シーリングファンの設置やこまめな換気、消臭効果のある素材を採用するなどの方法があります。

 

掃除やメンテナンスが大変

照明、窓、シーリングファンなどを吹き抜けの高い位置に設置すると、掃除やメンテナンスが大変なのもデメリットの一つです。

自分で対応できない場合は業者へ依頼しなければならないため、費用がかかってしまいます。

 

対策

伸縮タイプの掃除用具を用意する、脚立を使って手が届く範囲に設置する、照明は交換頻度が少ないLEDライトを設置するなどの方法があります。

高い場所での作業は危ないですので、難しいと思ったら無理せず業者へ依頼しましょう。

 

上階の床面積が減る

吹き抜け部分は2階の床がないため、その分2階で使用できるスペースが減ってしまいます。

吹き抜けにしなければ2階にもう一部屋造れるというケースもあるでしょう。

 

対策

吹き抜け部分にあとから床を張るリノベーションが可能な場合もあります。

将来的にそのような可能性がある場合は、事前に構造や配線などの対応をしておくと良いです。

 

ただし、法律の規制などによりできないケースもあります。

吹き抜けに床を張るリノベーションが可能かどうかは、施工会社と相談しながら検討するのがおすすめです。

 

なお、こちらのコラムではリノベーションで後悔しやすいポイントや、リノベーションでできること・できないことについてまとめています。

リノベーションの計画を立てる前に、ぜひ目を通してみてくださいね。

リノベーションで後悔しがちなポイントは?失敗しないためのコツをご紹介

リノベーションでできること・できないことは?戸建てとマンションで確認!

 

 

吹き抜けのメリット、デメリットとその対策を知って検討しよう

吹き抜けとは、部屋の天井を抜いて上下階がつながっている構造の間取りのことです。

おしゃれで開放的な空間が演出でき、リビングや玄関で取り入れる人も多いです。

 

吹き抜けの主なメリットは、開放的で広々とした空間になる、光を取り入れやすい、上下階でコミュニケーションが取りやすいという点。

一方で、空調効率が悪くなりやすい、音やにおいが伝わりやすい、掃除やメンテナンスが大変、上階の床面積が減るといったデメリットも。

デメリットを解消する対策もそれぞれあるので、自分のライフスタイルに合っているのかを考えながら検討してみましょう。

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