2024.01.15
家の購入で意見が合わないときはどうする?解決策や注意点を紹介
こんにちは!中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の山田です。
家の購入はいろいろな条件や内容を決めながら進めていくものですが、夫婦や家族で意見が合わないときはどうしたら良いでしょうか。
一生にそう何度とない大きな買い物ですから、できる限りそれぞれの希望を反映した家にしたいですよね。
そこで今回のコラムでは、家の購入で意見が合わない場合の解決方法を解説。
意見が分かれがちなポイントやその理由、意見が合わない場合の注意点などもあわせてご紹介します。
家の購入で意見が合わないのはどんなポイント?
家の購入時に意見が合わないことがあるのは、主に「予算」「土地」「間取り・デザイン」の3点。
夫婦や家族であってもそれぞれの思いや希望があるので、意見が分かれて当然です。
例えばこんなポイントで意見の違いがよく見られます。
【予算について】
- 希望の立地・物件なら少しくらい予算オーバーをしても良い
- 住宅ローンの返済が不安なので、予算は最低限にしたい など
【土地について】
- 多少狭くても良いので駅から近くて便利な立地が良い
- 郊外で良いので広い土地が良い
- 子どもの学校に近い立地が良い
- スーパーに近い立地が良い など
【間取り・デザインについて】
- 間仕切りの少ない開放的な間取りにしたい
- 家族全員がそれぞれ個室を持ちたい
- 最新式の対面キッチンにしたい
- 家庭菜園ができる庭が欲しい
- ガレージを作りたい など
「何を優先するのか」「どんな暮らしをしたいか」という点が家族それぞれで異なるため、意見が合わない部分が出てきてしまうと考えられます。
住宅の購入後にリノベーションを検討している場合は、リノベーションの段階でも後悔しがちなポイントがあります。
以下のコラムをぜひ参考にしてくださいね。
リノベーションで後悔しがちなポイントは?失敗しないためのコツをご紹介
家の購入で意見が合わないときの解決方法
家の購入で意見が合わない場合は、お互いが納得するまでとことん話し合いながら進めていくしかありません。
どちらかが渋々折れたとしても、納得していなければ「やっぱりこうすれば良かった…」と、後悔してしまいます。
とはいえ、お互いの意見や希望を押し通すだけでは話し合いは平行線ですし、ヒートアップして喧嘩になってしまうことも。
お互いが納得できる条件・内容にたどり着くための解決方法のヒントをご紹介します。
徹底的に情報収集をする
先入観や思い込み、イメージなどで、意見が分かれている場合があります。
まずは、それぞれの選択肢や内容について徹底的に情報収集をし、正しい知識を付けましょう。
それぞれの選択肢についてのメリット・デメリットをしっかり理解した上で再度意見をすり合わせると、また違った意見が出てくるかもしれません。
予算の具体的なシミュレーションをする
予算については、シミュレーションを元にできるだけ詳細・具体的に現状を把握することが大切!
金融機関のWebサイトで簡易的なシミュレーションができるほか、窓口へ足を運べばさらに詳細な相談もできます。
具体的なシミュレーションを確認すれば、不安からの低すぎる予算設定、楽観からの高すぎる予算設定、イメージによるなんとなくの予算設定などに気付いて、現実的な判断がしやすくなります。
優先順位を付ける
情報収集と現状把握をした上で、どうしても意見が合わない場合もあるでしょう。
そもそもの好みや希望が異なっていれば、完全に意見を合わせるのは難しいもの。
そういった場合は、条件や希望に優先順位を付けて考えてみましょう。
「絶対譲れないこと」「妥協しても良いこと」に分けるほか、仕様や設備は主に使う人の意見を重視する、使う期間の長いものを優先するといった考え方もあります。
第三者に相談する
夫婦や家族だけで話がまとまらない場合は、第三者へ相談するのもおすすめです。
住宅ローンについて金融機関へ相談したり、立地や間取りについては不動産会社や住宅会社などへ相談したりすると、専門家の目線での意見をもらえるでしょう。
家を購入した経験者へ相談するのも良いですが、他人の経験談はあくまで一つの例として参考にすることをおすすめします。
株式会社しあわせな家では、家探しのはじめの一歩を「物件の内見」ではなく「初回相談」にしています。
いきなり内見をすると、この物件を購入するにはどうすれば良いか?という判断基準になってしまい、お客様の「真のご要望」が見えなくなりがちだからです。
初回相談については、弊社ホームページ「中古住宅購入を検討中の方」もご覧ください。
家の購入で意見が合わないときの注意点
家は人生の中でも大きな買い物です。
意見が合わない、つまり納得できない部分があるまま焦って決めてはいけません。
家族の理想の住まいを実現するためには、しっかり情報収集をしてお互いの希望を話し合い、みんなが納得した上で進めることが大切です。
相手の意見を否定したり自分の意見だけ通そうとしたりせず、お互いの意見を尊重しながら話し合いを進めましょう。
また、細かな条件にこだわり始めるとキリがなくなってしまうこともあります。
細かな家の条件や内容はあくまで「理想の暮らしを実現する」ためのもの。
「新しい家でこれからどんな暮らしをしていきたいのか」という点を振り返り、自分たちのライフスタイルや理想の暮らしを実現できる家を目指しましょう。
お金に無理をしない家探しについては、弊社ホームページの動画でも解説しています。
家の購入で意見が合わないなら徹底した情報収集と話し合いが大切!
家は人生の中でも大きな買い物なので、夫婦や家族でしっかり意見をすり合わせてから購入したいものですよね。
納得がいかないまま購入を進めてしまっては、後悔をしてしまうことにもなりかねません。
家の購入で家族の意見が合わないときには、まずは徹底的に情報収集!
それぞれの選択肢に対する正しい知識とメリット・デメリットを把握した上で、再度検討をしましょう。
それでも意見が分かれてしまう場合は、優先順位を付けながら考えるのをおすすめします。
また、予算や住宅ローンについては金融機関に相談する、立地やプランについては住宅会社に相談するなど、専門家の意見もぜひ参考にしてみてくださいね。