2021.04.19
洗面所の広さは?脱衣所と分ける?広さを決める要素やポイントも!
こんにちは。中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の山田です。
家造りではリビングやキッチンから間取りを考える方が多いと思います。
主な生活スペースに広さを割り当てた結果、洗面所のスペースが狭くなってしまったというケースも少なくありません。
ほかのスペースを圧迫するほど洗面所を広くする必要はないですが、必要な広さを確保しないと生活しづらくなってしまうのも事実です。
今回は洗面所に必要な広さの目安をご紹介します。
間取りや広さを考える際に、検討すべきポイントもあわせてお伝えしますね!
洗面所や脱衣所、必要な広さの目安はどのくらい?
洗面所にはどのくらいの広さが必要だと思いますか?
洗面台と洗濯機を設置し、隣にすぐお風呂がある洗面脱衣所の場合、最低限必要なスペースとしては2畳(1坪)程度。
洗面台と洗濯機、収納スペースを設置し、手洗い・洗面・脱衣などの作業ができるスペースが必要です。
2.5畳(1.25坪)の広さがあれば、余裕のある洗面脱衣スペースになるでしょう。
洗面所と脱衣所を分ける場合では、洗面台を設置する洗面スペースは1畳程度、洗濯機を設置する脱衣スペースは1.5畳程度が目安といったところです。
脱衣所では服を脱いだりお風呂上りに体を拭いたりする作業スペース、脱いだ服を置くスペースの確保が必要なため、考慮して検討しましょう。
洗面所と脱衣所でスペースを2つに分けたとしても、脱衣所の方が作業や荷物が多いため広めにとる必要があります。
洗面所や脱衣所の広さはどう決める?検討すべきポイントとは
洗面所・脱衣所はある程度目安の広さはありますが、家族構成や設備の大きさなどさまざまな点から考える必要があります。
リビングなどと比べて優先して広さをとるのは難しいかもしれませんが、こんなポイントから広さを考えてみましょう。
洗面台や洗濯機など設備の大きさ
洗面台や洗濯機などが問題なく設置でき、使用にも不便がないことが最低条件。
洗面台は幅75cm×奥行50cm、洗濯機は幅64~73cm×奥行60~62cm程度のサイズ感が主流です。
ドラム式洗濯機は縦型よりも大きなものが多いため、ドアが開く方向にも注意が必要です。
家族構成
家族が多ければ大きな洗濯機が必要ですし、収納スペースも大きくしたいですよね。
朝の身支度には洗面所が混み合うことも考えられるので、広めのスペースをとれると理想的です。
小さな子どもがいる家庭では、脱衣所を広くとると入浴準備や着替えもしやすいでしょう。
ドアのタイプ
開き戸はドアを開くスペースが必要になるため、ある程度の広さが必要です。
奥行きがないスペースでは引き戸も検討してみましょう。
また、洗面所と脱衣所を分けた場合では、洗面所にはドアを付けないという方法もありますね。
室内干しスペースの有無
室内干しスペースがあれば、天候や時間を気にせず洗濯物を干すことができます。
洗面脱衣所へ室内干しスペースを設けるなら、その分広いスペースが必要でしょう。
洗面所とは分けてランドリールームを造るという方法もあります。
ランドリールームについては、以下のコラムも是非参考にしてみてくださいね。
ランドリールームとは?設置する場所やメリット・デメリットなども
快適な洗面所・脱衣所を造るポイント
洗面所や脱衣所は家族全員が毎日使う場所。
快適なスペースにできるよう、広さ以外にもこんなポイントを気にしてみましょう。
ライフスタイルや家事動線を意識する
洗面脱衣所として、ひとつのスペースにしている住宅が多い印象ですが、必ずそうするべき!というわけではありません。
ライフスタイルや家族構成になどに合わせて、洗面所で何をするか、どんな機能を持たせるか考えて間取りを検討しましょう。
たとえばキッチンと洗面脱衣所が回遊できる間取りなら、家事導線も快適!
来客の多い家なら洗面所と脱衣所を分けた方が、お客さんに洗面所を使ってもらいやすいでしょう。
最近では帰宅後すぐに手洗いができるよう、玄関のすぐ近くに洗面スペースがある間取りも見られます。
設備や内装はタフなものを選ぶ
洗面所は水や洗剤、漂白剤などをよく使う場所ですので、掃除がしやすく傷みにくい素材、内装材などを選びたいもの。
耐水性、耐傷性、耐薬品性などが高く、汚れが付きにくい・落としやすいものがベストです。
それらの性能は塗装で高めることもできます。
はだしで歩くことも多い場所なので、床材についてもクッション性がある、滑りにくい、肌触りが良いといった点などもチェックしながら選びましょう。
洗面所に必要な広さを知って快適さをアップ!
洗面所は最低でも2畳程度の広さが必要で、2.5畳の広さがあれば余裕のあるスペースになります。
洗面所と脱衣所を分けて造るなら洗面スペースに1畳、脱衣スペースに1.5畳は欲しいところです。
また、洗面台や洗濯機を設置し収納スペースを確保するのはもちろん、手洗いや洗面、着替えなどの行為がスムーズにできる広さが必要です。
家族構成やライフスタイルに合わせて広さや間取り、機能を考えることでさらに使いやすく快適な洗面所をすることができるでしょう。