2020.11.10

子ども部屋を1階に造るメリット・デメリットとは?

こんにちは。中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の高田です。

 

一戸建ての子ども部屋といえば、2階に造る方が多いと思います。

しかし、「子ども部屋は2階に造るべき」と決まっているわけではありません。

 

実は子ども部屋を1階に造るプランも、とってもおすすめなんです。

今回のコラムでは、子ども部屋を1階に造るメリットをご紹介します!

 

子ども部屋を2階に造った場合と比較しながら、メリット・デメリットをお伝えしていきます。

リビングで家族団らん

 

子ども部屋を1階に造る3つのメリット

一戸建てでは1階にはリビング、2階には主寝室と子ども部屋といった間取りが多いと思います。

 

「子ども部屋は2階に造るもの」と思い込んでいる人も多いのでは?

子ども部屋は2階にあるべきとは限りません!

 

1階に子ども部屋を造るメリットをご紹介します。

 

【1】子ども部屋に親の目が届きやすい

1階に子ども部屋を造る場合、リビング続きの部屋や廊下を挟んだ部屋など、リビングやキッチンの近くに子ども部屋を造ることになるでしょう。

 

親が過ごしている場所と子どもが過ごしている場所が近いので、子どもに目が届きやすいのが大きなメリットです。

子どもが小さいうちは家事をしながらでも目が届いて安心ですし、大きくなってからも部屋で友達と遊んでいるな、勉強しているなといったことがわかりやすいです。

 

2階の一番奥が子ども部屋というのが間取りでよくありがちですが、「部屋にこもって何をしているかわからない」という心配も少ないでしょう。

 

1階の子ども部屋はリビングからの声も届くので、家族のコミュニケーションがとりやすい間取りでもあります。

 

【2】片付けがしやすくリビングが散らからない

子どもの荷物は子ども部屋だけにきちんと収まるとは限らず、どうしても共有スペースであるリビングにも置かれがち。

 

リビングと子ども部屋が近ければ、2階に子ども部屋がある間取りと比較しても荷物の移動がしやすいです。

子ども部屋へすぐしまう癖がつくと、きれいに保つことができるでしょう。

 

【3】子ども部屋を使わない期間も部屋を活用できる

子どもがまだ小さいうちは親と一緒に過ごす時間が多いので、独立した子ども部屋は必須ではありません。

 

また、子どもが進学や就職で家を出たあとは、子ども部屋が空いてしまいます。

せっかく部屋があるのに、空き部屋にしておくのはもったいないですよね。

 

子ども部屋が1階にあれば、使わない期間は客間にしたり、趣味の部屋にしたり活用することができます。

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子ども部屋を1階に造る3つのデメリット

子供部屋で勉強をしている女の子

子ども部屋を1階に造るのはメリットばかりではありません。

1階に子ども部屋を造る場合のデメリットについても3つご紹介します。

 

メリットとデメリットを比較し、ライフスタイルに合わせた間取りを取り入れてくださいね!

 

【1】1階の生活スペースを圧迫する

1階に子ども部屋をつくれば、その分リビングやダイニング、収納が狭くなってしまう可能性はあります。

 

そのほかの部屋を2階に移動する、部屋の広さや配置を工夫するなどして、リビングを狭く感じさせない間取りの工夫が大切です。

子ども部屋をあえて狭く造り、子ども部屋にこもりきりにさせないという考え方もあるでしょう。

 

子ども部屋の広さについてはこちらのコラムでも詳しくご紹介しています。

子ども部屋の広さは?広い部屋・狭い部屋のメリットデメリットも解説

 

【2】リビングの音が気になってしまう

リビングと子ども部屋が近ければ、リビングでの生活音が聞こえやすいです。

勉強に集中できない、就寝後もリビングでの大人の話し声が聞こえる、といったデメリットを感じる場合もあるでしょう。

 

2階に子ども部屋がある場合は、空間が離れているので声は聞こえづらいです。

 

【3】思春期のプライベートスペース確保の問題

子どもが思春期に差しかかると、子ども部屋は1人になるためのプライベートスペースという役割も持ちます。

家族の生活スペースとあまりに近く、お互いの気配を感じやすい間取りだと、「1人になる」という目的を果たせない可能性があります。

 

子どもが成長したあとは、ある程度の距離感が必要となる場合もあるでしょう

 

1階に子どもの部屋を造る間取りもおすすめ!

「子ども部屋は2階に造るもの」と思い込んでいませんか?

1階に子ども部屋を造る間取りもおすすめです。

 

1階に子ども部屋があれば親の目も届きやすく、リビングも散らかりづらいです。

子どもが個室を必要としない時期も、1階にあれば活用しやすいというメリットがありますよ。

 

一方、1階の子ども部屋は2階に造った場合と比べて、1階の生活スペースを圧迫したり、プライバシーの確保が難しかったりする可能性があります。

固定観念にとらわれず、家族の年齢やライフスタイルに合わせて、家族に合った間取りを考えてみましょう!

 

子ども部屋の必要性や造る場所については「子ども部屋はいつから必要?どこに造る?子ども部屋のメリットも解説!」でも詳しくご紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。

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