2020.10.16

子ども部屋はいつから必要?どこに造る?子ども部屋のメリットも解説!

こんにちは!中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の高田です。

 

子ども部屋をいつから持たせるかは家庭の考え方によりますが、一般的には小学校入学以降のタイミングで子ども部屋を持たせることが多いようです。

 

今回のコラムでは子ども部屋を持たせるタイミングや、専用の部屋を造るメリットについて解説します。

「子ども部屋って必要?」「いつから、どんな部屋にしたらいいの?」と迷っている方はぜひご覧くださいね。

部屋で作業をする男の子

 

子ども部屋は必要?持たせるならいつからがいいの?

子どもに個室を持たせるタイミングのひとつとして多いのは、小学校入学~小学校低学年のタイミングです。

学研教育総合研究所が2019年に行った「小学生の日常生活・学習に関する調査」によると、小学校低学年(1~3年生)ではすでに50%以上が自分一人の部屋、または兄弟と一緒の子ども部屋を持っています。

 

小学生になると、身の回りの片付けや着替えなどを自分で行うようになり、子ども一人で何かをする機会が増えてきます。

教科書やノートなどの学習用品、学校の道具、スポーツの道具など、子どもの持ち物も増えるため、それを収納する場所も必要になります。

自分の持ち物やスペースを自分で管理・整頓することを身につけてほしいという理由から、小学校低学年で子ども部屋を持たせるケースが多いようです。

 

小学校低学年では子ども部屋を造っていなくても、小学校高学年~中学生にかけて個室を持たせるといったケースも多いでしょう。

同調査では、小学校高学年(4~6年生)になると、自分一人の部屋、または兄弟と一緒の子ども部屋を持っている割合は70%を超えていきます。

小学校高学年になると、思春期や反抗期に入る子も増え、プライベートスペースとしての個室が必要となってくるでしょう。

 

子ども部屋を造らないという選択肢も

「小学校低学年の間、または小学生の間は個室を持たせない」という考え方もあります。

子どもが小学校低学年のうちは、まだまだリビングで過ごす時間が長いです。

個室を持たせても、勉強はリビングで、寝るのは親と寝室でというケースも多く、個室の子ども部屋を使う必要を感じないという方も多いようです。

 

リビングでの勉強は、わからないところをすぐに親に質問できる、親も子どもの様子を見ながら家事ができるといったメリットがあり、勉強の習慣が身につきやすいともいわれています。

また、リビングは自分だけの部屋ではないので、きちんと片づけなくてはいけないという責任感も養えるでしょう。

子育てバナー

 

子ども部屋を持たせるメリットとは

子ども部屋は、子どもの成長に合わせて持たせたいものですよね。

子ども部屋を造るメリットを知って、子ども部屋を持たせる時期を考えてみましょう。

 

荷物や空間を自分で管理する力が身につく

リビングなどの共有スペースは親が掃除をしていたかもしれませんが、自分の部屋は整理整頓や掃除を自分でしなくてはいけません。

自分で荷物を管理したり、整頓したりといった能力が身につくでしょう。

 

子ども部屋を持たせる最初の目的としても多く見られます。

 

集中して勉強する環境が作れる

小学校高学年以上になると、勉強もどんどん難しくなっていきます。

集中して勉強に取り組む環境としても、子ども部屋は有効です。

家族の出入りがない、テレビなどの誘惑がないなど、集中できる環境に整えることができます。

 

プライバシーが保たれる

小学校高学年や中学生以上になると思春期に入り、子どものプライベートスペースも必要となります。

個室の子ども部屋は一人になれる環境としても、ぜひ大切にしたいものです。

 

友達が行き来する機会も増えてくるので、リビングに集まられるよりは、個々の空間があると家族のプライバシー的にも助かる面があるでしょう。

 

人気の子ども部屋の場所や特徴は?

リビングのキッズスペース

子ども部屋の場所や特徴は子どもの成長に合わせて考えてみましょう。

 

例えば子どもが小学校低学年までは、個室の子ども部屋は必ずしも必要とは限りません。

リビングの一角に子ども用のスペースを作り、荷物や学習道具はそこで整理整頓をするというケースも多いです。

親と一緒にリビングで過ごす時間が長いので、部屋を有効に使えますし、リビング学習をするにも移動が少なくて便利です。

 

一戸建では2階に子ども部屋を造るケースが多いと思います。

その場合、よくある「玄関からすぐに階段を上がって自分の部屋へ行ける間取り」は避けたいもの。

子どもが家族と顔を合わせずに外出・帰宅できてしまうのは、家族の間のコミュニケーションが乏しくなってしまうというデメリットも。

 

できるだけリビングを通って子ども部屋へ行くような間取りがおすすめです。

 

また、広すぎる部屋やテレビやゲームがあるなど、あまりにも居心地の良すぎる部屋は、自室にこもりっきりになってしまう可能性もあります。

必要な機能は備えつつも、家族とのコミュニケーションもとりやすい間取りや工夫を心がけてみましょう。

 

子ども部屋の適切な広さやその考え方については、こちらのコラムでも詳しくご紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。

子ども部屋の広さは?広い部屋・狭い部屋のメリットデメリットも解説

 

子ども部屋をいつから造るかは、子どもの成長と目的がポイント

子ども部屋は小学校の低学年、または小学校の高学年ころから、子ども部屋を持たせる家庭が増えてきます。

リビングで過ごす時間が多いうちは、無理に個室を与えなくても良いケースもありますよ。

 

子ども部屋には、荷物の管理を自分でするようになる、集中して勉強する環境を整えられる、思春期のプライベートスペースを造るといったメリットがあります。

 

子どもの成長や目的に合わせて、子ども部屋の場所や広さも考えてみてくださいね。

子育てバナー

 

facebook

twitter

line