2021.06.08
寝室におすすめの床材は?床材の種類や特徴、メリット・デメリットも
こんにちは。中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の高田です。
住宅に使われる床材には、フローリングやタイル、畳など多くの種類があります。
部屋の場所やそこでの過ごし方によって、適した床材を選ぶのがおすすめです。
では、寝室にはどんな床材が適していると思いますか?
今回は、寝室におすすめの床材をご紹介します!
住宅で使われる床材ごとの特徴やメリット・デメリットを知って、寝室に適した床材を選びましょう。
寝室の床材を考える! まずは住宅に使用される床材の種類を知ろう
住宅で使われる床材は、主に以下の種類が使われることが多いです。
まずはそれぞれの特徴をご紹介します。
フローリング
木材の床材で、天然木から木を切り出した「無垢材フローリング」と板を張り合わせて表面を加工した「複合フローリング」の2種類があります。
無垢材フローリングは自然の風合いや香り、足元に優しい肌触りが魅力。
調湿性があるため木が収縮し、反ったり隙間が空いたりしてしまう可能性があること、水に弱く手入れに手間がかかることが難点です。
複合フローリングは加工して仕上げているため、木の収縮がない、汚れにくく手入れがしやすい、無垢材フローリングより安いといったメリットがあります。
ただし、調湿性や木の香りはなく、傷ついたときの修復が難しいことがデメリットです。
カーペット
カーペットは「繊維」で作った床材で、柔らかく温かで、保湿性があります。
素材は、天然素材であるウール・麻・コットンから、ポリエステル・ポリプロピレン・アクリル・ナイロンなどの合成繊維までさまざまです。
遮音性が高いので、子どもがいる家庭や下の階への配慮が必要なマンションなどにおすすめ。
汚したり濡らしたりしたときの掃除は少し大変かもしれません。
石材・タイル
石材は大理石・石灰岩・御影石などが多く、タイルは陶器製の板のこと。
どちらも色柄やデザインが豊富で、汚れや水に強い床材です。
メンテナンスはほとんど不要で、水拭きで簡単に掃除ができます。
ただし、天然石に関しては水が浸み込みやすいため注意が必要です。
冷たくてかたい、足音が響くという特徴もあり、キッチンなど水回り、玄関などに使われることが多いでしょう。
素足で触れると冷たく感じるので、夏は快適ですが、冬場はスリッパなどが必要になるかも知れません。
クッションフロア
ビニール素材でできている床材で、防水性に優れ、掃除がしやすい特徴があります。
施工がしやすく、施工費が安いのもメリットです。
汚れやすい水回りの床材に向いています。
重いものを乗せたままにすると表面に跡が残ってしまうため、家具などに気を配る必要はあるでしょう。
畳
イ草から作られる、日本伝統の床材です。
自然の風合いとイ草の香りが魅力で、調湿性と柔らかさを持っています。
寝転んだり裸足でくつろいだりするにはぴったりです。
汚れがつきやすくお手入れが大変な点はありますが、メンテナンス性が高く安価な化学素材の畳も登場しています。
寝室の床材は「カーペット」がおすすめ!
住宅で使われる5種類の床材をご紹介しましたが、寝室におすすめの床材はカーペットです!
寝室の床材にカーペットをおすすめする理由や、メリットにはこんなものがありますよ。
- 足触りが良いのでリラックスできる
- 繊維が音を吸収してくれるので防音性が高い
- 柔らかいので裸足で歩いても足腰に負担が少ない
- 床からの冷えを防ぎ、足元やベッド下を温かく保つ
- ベッドの足で床が傷つくのを防ぐ
- 床のホコリが舞い上がりにくい
寝室は裸足で歩くことが多いので、柔らかく足触りの良いカーペットならリラックスできる空間になります。
「カーペットはホコリが気になるなぁ」と感じる方もいるかと思いますが、カーペットの繊維がホコリやダニをキャッチして、空中に舞い上がるのを抑えると言われていますよ!
ベッドが備わったホテルの客室を想像してみてください。
床材はカーペットを選ばれていることが多いですよね!
しあわせな家でも、安眠できる寝室づくりにぴったりの床材をご提案しています!
特におすすめなのは、スミノエ トリプルフレッシュガバナーT F。
化学反応でホルムアルデヒドを分解する効果を持つカーペットで、24時間サイクル消臭で快適空間を保ちます。
寝室でカーペットに抵抗がある場合は? ほかにはこんな床材も
「そうは言っても寝室がカーペットだと、ダニやホコリが気になる……」
小さい子どもやアレルギー体質の方がいる場合は、やはり気になる部分だと思います。
そんな方は、防ダニ加工や抗菌加工の施されたカーペットを選ぶのがおすすめです。
カーペットはダニやホコリを空中に舞い上がらせないので、しっかり掃除機をかけていれば問題ありませんよ。
汚れや湿気対策としては、防汚加工されているナイロンやポリプロピレンなどのカーペットを選ぶと良いでしょう。
また、カーペット以外の床材を選ぶという選択肢もあります。
優しい肌触りのフローリングでリラックス
柔らかい針葉樹の無垢材フローリングなら自然の風合いと柔らかな肌触りで、寝室のリラックスタイムにもおすすめ。
天然木の香りには、まるで森林浴をしているようなリラックス効果も。
ただし針葉樹の無垢フローリングは柔らかいので、家具に付いているキャスターなどで傷がつかないように注意しましょう。
お布団派なら畳も選択肢に!
布団を敷いて寝るなら、畳が落ち着くでしょう。
畳の香りに包まれる和の空間で、リラックスして眠ることができます。
こちらのコラムでは、寝室を畳にするメリット・デメリットをご紹介していますよ!
あわせて参考にしてみてくださいね。
寝室は和室・洋室どっち?メリットデメリットや実例を知って検討を
寝室の床材はカーペットがおすすめ! 安眠できる寝室をつくろう
住宅で使われている主な床材は、フローリング、カーペット、石材・タイル、クッションフロア、畳など。
寝室の床材には、柔らかく足触りの良いカーペットがおすすめです。
遮音性も高く、就寝前の時間をリラックスして過ごせるでしょう。
「カーペットはホコリやダニが心配」という方も多いですが、カーペットがホコリやダニをキャッチしてくれるため、空気中への舞い上がりはむしろ少ないです。
防ダニ加工や抗菌加工をされたカーペットを選んで、しっかり掃除機をかけていれば問題ありませんよ。
寝室にカーペットを使うのは抵抗があるという方は、針葉樹の無垢材フローリングもおすすめ。
柔らかい無垢材フローリングはで足触りも良く、自然の風合いと木の香りに癒される寝室になるでしょう。