2020.10.27

シューズクロークとは?種類やメリット・デメリット、注意点も解説

こんにちは!中古住宅仲介・リノベーションを行う不動産会社「しあわせな家」の高田です。

 

家族の人数以上にどんどん増える靴。

スニーカー、革靴、長靴など、玄関にたくさんの靴があふれかえって困っているという方はいませんか?

 

今回はそんなあふれる靴をしっかり収納して、玄関をスッキリ保つ「シューズクローク」について解説します。

シューズクロークと下駄箱との違い、たくさんの種類とその特徴、メリット・デメリットなどもお伝えしますので、検討する際の参考にしてくださいね!

扉付きのシューズクローク

 

シューズクロークとは?タイプごとにたくさんの種類がある!

シューズクロークとは、玄関の横に設置された大きな収納スペースのこと。

靴を履いたまま出入りができ、たくさんの靴を収納することができます。

「シューズクローゼット」と呼ばれることもあります。

 

空間が限られる下駄箱よりも高い収納力があるのが特徴です。

靴はもちろん、コートや季節用品、スポーツ用品、アウトドアグッズなど、外出時に必要なものや外で使うものなども収納できるくらい、スペースにゆとりがあることが多いです。

 

シューズクロークは、動線や扉の違いによる設置のタイプや収納タイプによって、たくさんの種類にわかれます。

 

動線の違いによる種類

シューズクロークを使うときの動線の違いによって2つのタイプがあります。

 

ウォークインタイプ

玄関の横に、収納用の小部屋を作るタイプです。

ウォークインクローゼットのシューズ版といえば、わかりやすいでしょうか。

収納力も高く、室内にある物置のように使えます。

 

ウォークスルータイプ

出入口を玄関側、室内側の2ヵ所に造り、通り抜けができるタイプです。

玄関からシューズクロークに入り、そこで靴を脱いで収納、そのまま室内へ抜けられます。

シューズクロークに靴を収納した後に玄関に戻る必要がないので、生活動線が効率的です。

人が通り抜けるスペースが必要な分、ウォークインタイプよりも収納力は劣ります。

 

扉のタイプによる種類

扉の有無や形状にも種類があります。

 

開き戸タイプ

扉を開閉するためのスペースが必要です。

内開きでは収納スペース側に、外開きでは玄関側にスペースが必要となります。

 

折れ戸タイプ

扉を開いた時に扉が折りたたまれるので、開閉のためのスペースは開き戸よりも少なくて済みます。

ただし折りたたまれた扉がある分、開口部が狭くなるので大きな物を収納する時に注意が必要です。

 

引き戸タイプ

扉を開くための室内外のスペースが不要です。

その代わり引いた扉を引き込むスペースが必要なので、間取りに注意しましょう。

 

オープンタイプ

扉がないタイプで、ドアの開け閉めがないので楽ちんです。

レイアウトによっては、玄関や室内からシューズクロークの内部が丸見えになってしまう可能性があります。

 

収納タイプによる種類

シューズクローク内の収納場所のタイプによっても4つの種類にわかれます。

収納棚が多いほど収納力はアップします。

  • Ⅰ型:入口の正面の壁に棚を設置
  • Ⅱ型:入口の両脇の壁に棚を設置
  • L型:入口の正面と、隣接する壁のどちらか、L字に棚を設置
  • U型:入口のある壁以外の3面に棚を設置

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シューズクロークのメリットとデメリットを知ろう

シューズクロークを検討している方のために、シューズクロークのメリットとデメリットをそれぞれ解説します。

 

シューズクロークのメリット

高い収納力が魅力のシューズクローゼット。

こんなメリットがありますよ。

 

靴以外のものも収納できる

シューズクロークに収納するものは靴だけではありません。

ほかにも、こんなものを収納できますよ。

  • 長靴や傘、レインコート、冬のブーツやコートといった季節用品
  • ゴルフバックやテニスラケットなどのスポーツ用品
  • テントや釣り竿などのアウトドアグッズ
  • 帽子、コート、ベビーカーなどの外出道具

 

玄関がきれいに見える

シューズクロークは収納力が高いので、玄関に靴があふれてしまうことも少ないでしょう。

玄関に靴が出しっぱなしになることもなく、いつでもスッキリきれいな玄関を保つことができますね。

 

外出・帰宅時の動きがスムーズに

外出するものや外で使うものをまとめて収納できるので、外出時の準備や帰宅時の片付けがすべてシューズクロークで完結!

ラケットを物置にしまいに行って、コートをクローゼットにかけて、靴はシューズボックスへ……なんて動きをしなくていいので楽ちんです。

 

シューズクロークのデメリット

シューズクロークを造る場合のデメリットについても知っておきましょう。

 

玄関の空間が狭くなる可能性がある

シューズクロークの収納力を確保する分、玄関のスペースが圧迫されます。

限られたスペースの中でシューズクロークを検討するなら、住まい全体の広さやバランスをよく考慮しましょう。

 

収納面を考えて造らないと使い勝手が悪くなる可能性がある

何をどこにしまうのか考えたうえでレイアウトや収納棚を造らないと、使い勝手が悪くなってしまう可能性があります。

効率よくしまう・取り出すことができなければ、外出の準備に時間がかかり、逆に不便になってしまうでしょう。

 

何でもしまいこんで物置のようになってしまう恐れがある

収納力があればあるほど物をためこんでしまう人は要注意!

収納スペースがあるからといって使わないものまでため込み、物置となってしまうケースもあります。

物であふれたシューズクロークは余計使いづらくなってしまいます。

 

シューズクロークを造る場合に注意すべきポイント

飾りつきのシューズクローク

シューズクロークを設置するときに気を付けたいのは、臭い対策です。

靴をたくさん収納するので、どうしても臭いや湿気がこもりがちになります。

とくに梅雨の時期は注意が必要。

 

シューズクローク内に小窓や換気扇をつけて、換気を良くしておきましょう。

収納棚をつくる場合はカビの発生も防ぎたいので、通気性は大事です。

消臭効果や調湿効果のある壁紙、タイルなどを内装に使うのもおすすめです。

 

また、大きさや収納棚のレイアウトは家族の人数や収納するものに合わせて考えましょう。

狭すぎると収納しきれない荷物が玄関にあふれてしまいますし、広すぎてもシューズクローク自体が玄関スペースを圧迫してしまいます。

 

4人家族なら2畳程度、ベビーカーや自転車なども収納したいと思うなら3畳程度あると余裕があるでしょう。

家全体の広さやバランスも合わせて考慮してくださいね。

 

シューズクロークとは外出を便利にする大きな収納スペース!

シューズクロークには靴のほかにも、コートや傘、ベビーカー、スポーツ用品、レジャー用品、アウトドア用品などをたっぷり収納できます。

 

外出時に使う道具、外で使うものなどをまとめて収納できるので、外出の準備や帰宅後の片付けがシューズクロークだけで完結できてとっても便利!

大容量で便利なシューズクロークですが、玄関スペースを圧迫したり物をため込んでしまいがちというデメリットもあります。

 

動線や収納のタイプ、扉の有無などでたくさんの種類にわかれるので、自分たちにぴったり合ったタイプのシューズクロークを考えてみてくださいね。

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