新築よりも自分たちらしさにこだわった
フルオーダーメイドの家づくり Part2

: 横浜市青葉区 T 様　中古マンションを大規模リノベーション　
家族構成：ご夫婦お子様2人

他にもたくさん！「こだわりのリノベポイント」

学校みたいなデザインのダイニング。

「黒板の上に時計を設置したら、なんか学校みたいになりました♪　子どもたちも多少はお勉強に興味を持ってくれるかなぁ…」と奥様。
黒板はマグネットが使えるボードを使っているので、マグネット付収納ケースをつけたり、ディスプレイが楽しめます。ネットで見つけたというマグネットカレンダーも素敵です。
小学校に通うようになったら、学校のプリントなどを貼り出す掲示板としても活用予定、家族の伝言板やちょとしたメモ、使い道がたくさんありそうです。

造り付け家具は、地震の時も安心です。

子ども部屋とプレイルームの間には、TVコーナーを設置。お子さんたちが一番動き回る場所です。テレビを壁掛けにして、下のTVボードは壁に造り付けで造作。この場所に合わせたオーダーなので、ピッタリのサイズ感です。
Tさんが家具のほとんどを造り付けにしたのは、見た目の美しさという面だけでなく、地震対策も考えてのこと。造り付けなら地震の時に動く心配がなく、小さいお子さんがいらっしゃるご家庭でも安心です。

キッチンは市販品とコラボした造作家具に。

キッチン収納は、メーカー市販のキャビネットと造作のコラボ。メーカーと交渉して希望に近いサイズで発注したキャビネットに、造作のカウンターと可動棚をピッタリのサイズ感で合わせています。
完全オーダーができない市販キャビネットもあり、スペースに対してピッタリのサイズ感にするには、細かい調整が必要。工事に入ってからも設計と現場は一緒に動き、最後まで密な連携を取っています。

壁の厚みも無駄にしない、魅せるニッチ収納。

キッチン横に小さなニッチ収納を造作。ここは配管があるため壁をふかす必要がありました。でも壁の中には、配管の位置を除けばまだ余白があるんです。そんな少しのスペースも余さずに利用するプランをご提案。
「私たちでは気づかないところも、こんなことが出来ますよって率先して提案してくれたのが良かったです。」と奥様。
木部は造作家具と揃えて、可動棚を設置。コーヒーグッズで統一された可愛いコーナーが出来ました。白くスッキリしたキッチンに映えるワンポイントです。

精度の高い造作家具は、
大工さんの腕と心意気があってこそ。

「自分たち仕様を追求していったら、造作部分がこんなにたくさん。工事に入ってからも、現場に立ち会って大工さんと打ち合わせしながら進められたのが良かったです。こちらの希望もちゃんと伝えられるし、分からないことは何でも相談できました。こんなに細かくオーダーメイドに対応してもらえるなんて驚きました。」とTさん夫妻。
「造作は、大工さんの腕と心意気があってこそ。しあわせな家と連携している大工さんは、難しい注文でも面倒と捉えずに、快く対応してくれます。お客様の希望が明確であればあるほど、より精度の高いものが完成するんです。」とリフォーム担当デザイナー岩田。

物干し機能付きのカーテンレールと長押。

奥様のご要望は「物干しポールを付けたい」でした。デザイナー岩田がご提案したのは、カーテンレールに物干し機能をつけるというもの。棚板とカーテンレールを一体化、ハンガーをかけやすいように板には溝が切られています。飾り棚＋物干し＋カーテンレールの３way。「何かを兼ねている、One wayじゃない設計がしたいといつも考えています。スッキリ見せたいという奥様の熱い想いを伺っていたからこそ生まれたご提案でした。」と岩田。
「ポールは絶対にやめた方がいいですよって岩田さんから言ってもらって良かったです。ただ要望を聞いてくれるだけじゃなく、よりベストな方法を探して提案してくれる。何でも安心して相談できましたね。」と奥様。
モダン和室の鴨居部分にも同機能の長押タイプを設置しました。

将来プレイルームは、お父さんの書斎へ変身。

プレイルームになっている小部屋は、将来ご主人の書斎になる予定の場所。
照明は、真鍮のガードの陰影が独特の雰囲気を生むマリンランプに。スイッチは工業的でレトロな佇まいがカッコいいトグルスイッチを設置。
「ぜひ付けたかったスイッチなんです！ここはこだわりましたよー」とご主人。パーツも自由に選べるので、憧れの世界観も気軽に取り入れられます。
壁の固定棚はモバイル機器の置き場を想定。側にあるUSBポートからスマートに充電できます。プレイルームの役目を終えたら、カッコいい書斎になる準備は万端です。

洗面まわりも細かくオーダーメイドで造作。

サニタリーにあった「大型の室内給湯器」を、団地リノベ経験豊富なノウハウを活かして、バルコニーへきれいな形で移設。天井も可能な限り高さを出し、スペースが出来た分を活かして、洗面化粧台まわりを完全オーダーメイドで造作しました。
洗面ボウルは、シンプルなスクエアにアイアンフレームの組み合わせ、タオルを掛けると配管も目立ちません。鏡もオリジナルで造作。収納部分は、中に入れる収納ケースのサイズも考慮して設計。ラックの棚板は可動棚になっているので、入れるものの高さが変わっても大丈夫。
造作ならではの無駄のないピッタリのサイズ感です。

小さなこだわりも丁寧に実現した
ティッシュ置き場。

洗面収納ラックでご主人が特にこだわったのは、ティッシュ置き場。「板の後ろもストッパーがついていて、箱を押さえなくてもシュってスムーズに取り出せるんです。いいでしょ？」とご主人。「えっそこそんなにこだわる？って…」と思い出し笑いの奥様。ちょっとこだわりポイントがすれ違った模様です。
「でも担当の岩田さんがそのこだわり“あり”ですよって親身になって考えてくれたんです。夫婦でこだわりポイントが違った時も、希望を受け止めながらいい方向へ導いてくれました。」

コードレス掃除機の充電ドックを
スマートに設置。

コードレス掃除機の悩みは充電ドックの設置場所。一番よく使うリビングの近くに置きたいけれど、リビング内にドックを置くのは見栄えも良くないし、子どもが倒したら危ないし…。
そこでTさん邸では、設計の段階からドックの場所を想定。リビングに近い造作の収納棚を調整して、ちょうど収まる場所を作りました。完成時には壁掛けブランケットも壁に設置済み、いつでも出動態勢です。近々導入予定のルンバのドックスペースも確保されています。
「前の家ではコード付き掃除機で、部屋ごとに電源コードを差し替えるのが大変で、つい掃除がおっくうになってしまって・・・。今はストレスなく小まめに掃除ができて快適です。」と奥様。

斜めのクローゼットで玄関スペースを広く。

玄関の建具は、ポイントになる青い扉以外は、既存のものを全て白に塗り替えて統一。扉のガラス部分も、造作部分の型ガラスと同じものに入れ替えました。既存と造作が混在していても、違和感のない空間になっています。シューズクローゼットも限りなくシンプルで、全く圧迫感がありません。
Tさん邸の玄関スペースは珍しい五角形。もとは四角形でしたが、コーナーのクローゼットを斜めに広げ、ハンガーポールのスペースを作りました。少しでも便利になるようにと柔軟な発想で設計されています。