やさしい色合いのリビングダイニング。
防音室がある音楽家の家
Part1

戸建
横浜市戸塚区 F様  中古戸建を中規模リノベーション  
家族構成:ご夫婦 お子様1人  築年数:10年

ご主人はプロのジャズトランペット奏者。
「気兼ねなく演奏出来る防音室」「レッスンが開ける環境」が大前提の物件探し。
インテリア関係のお仕事をされている奥様のセンスは抜群、
「予算内でつくる好みの空間づくり」が実現しました。

  • 売買担当 担当者なし

きっかけは「リノベーション オブ ザ イヤー」。
かわいい水色と黄色の組み合わせ。

「 2014 リノベーション オブ ザ イヤーの『メルヘン(しあわせな家施工)』を見て、こんな風にしたい!って思ったのがきっかけです。」と奥様。
水色と黄色の色使いが印象的なかわいいデザイン。そのイメージに奥様のインテリアセンスがプラスされて、どこにもないFさんオリジナルのリビングダイニングになりました。
ブルーが好きという奥様。印象的なブルーのソファとイエローのチェアがポイント。淡い水色と黄色の壁が空間をやさしく繋いでいます。
TVの無いリビング、ここはお子さんの遊び場、白いおもちゃのピアノからかわいいメロディーが流れます。ソファから飛び立つ蝶たち、ちょうどいいボリュームで配された装飾品、計算し尽くされた空間コーディネートでありながら、穏やかでとても心地いい空間です。

<800万円未満部門>
最優秀作品賞「メルヘン」株式会社しあわせな家

はじめはマンションで探していたFさん夫妻。しかしマンションは規約で教室などを開くことを禁止していることが多い。そこで戸建のご提案へ。
エリアにこだわりが少ないFさん、横浜全域で条件に合う物件をピックアップ。今回は幸運にも内覧1件目でいい物件に出逢えたそう。
限られた予算の中でこだわりの空間をつくろうと思うと、「格安な築古+フルリノベーション」を選びがちですが、「築浅+ポイントを押さえた部分リノベーション」で、こんなに素敵な空間ができました。
「駅からは少し離れていますが、歩くのは苦じゃないんです。」とご主人。どんな暮らしがしたいのか、何が重要か、自分たちに合った方法を選んでゆくことが大切なんですね。

将来自宅でレッスンも開きたい。
十分な広さのある明るい防音室。

中に入ると窓からの光でとっても明るい印象、一見普通の部屋と変わりません。でもよく見ると、壁は厚く、窓は3重構造になっています。
「お友達に楽器をやっている人が多いので、よくここでセッションしたりしています。静かな住宅街ですが、ぜんぜん大丈夫です。」と奥様。
写真には写っていませんが、対面の壁は鏡になっています。姿勢などもチェックできるようにと壁の幅ピッタリなものをオーダーで設置、まさしくレッスンルームという佇まいになりました。そしてまた、この鏡が空間をより広く見せる効果にもなっています。

Pick Up

自宅にもつくれる本格的な防音室。
専門業者さんとの連携があるから
安心です。

壁の厚みはこんなに厚く、20cmほどにもなります。床は無垢材の方が音の吸収がいいからと無垢のシルバーパインに。完全に音を吸収させる「吸音板」で床も壁も囲む方法もあるけれど、少しは音が響いた方がいいという判断。あとから吸音パネルを壁に立てることもできるよう、天井にレールを設置してあります。壁は普通の壁紙ですが、少しポコポコとテクスチャーのあるものを選択、音の乱反射を防ぐ効果があるそう。これは音響専門の設計士さんのアドバイス。防音室のように特殊な仕様の部屋は、専門業者さんにも参加してもらっています。予算を考えながら、使用目的に合った仕様につくることができます。

寝室の壁はみんなで DIY。
自分で手がけることでより愛着が湧きます。

淡いグレートーンの壁に白い家具。ベッドシーツの水色とスツールのラベンダー、チュールのベッドスカートと毛足の長いラグがとてもやさしい印象です。はじめにピーコックグリーンのカーテンが気に入って、そこからコーディネ ートを始めたという奥様。ぜひ参考にしたい配色です。
「この壁、友達も呼んでみんなで塗ったんです! 全面塗るのは大変だったけど、いい想い出になりました。」「ほら、あれ。天井のモールディングをDIY途中なんですよ。」と指差しながら、まだまだ家を育てていきますよと笑顔の奥様。しあわせな家で住む方にDIY参加をおすすめしているのもそんな理由。コストダウンになるだけでなく、自分で手をかけることで家に愛着が増すんですね。

「はじめの一歩」

大事な住まい選び、いろいろ思い描く希望はあるけれど、どこから始めていいか分からない。まずは物件選びに不動産屋さんに行くのか、建築士さんに設計してもらうのか…。Fさんも悩まれたそう。
「譲り受ける流れって大切。前の人がどうして手放したか分からないような物件もある中、ここは前の方がとても丁寧に住まわれていたことが分かる物件でした。そういうことって大事だなと初めて思いました。」
「裏事情を包み隠さず教えてくれて、まず見に行きましょう!と連れ出してくれて。なかなか出せなかった一歩が踏み出せました。」
初回相談で2時間くらいよくお話を伺って、どんなリノベーションの形が合うのか、それにはどんな物件がベストか…、全体を見通した上での「はじめの一歩」があります。 まずは「はじめの一歩」。
ゴールでは笑顔いっぱいの暮らしがそこにありますように。

  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • LINEで送る