子育てが落ち着いた夫婦の
自分たちらしい住まいを楽しむモダンな家
Part2
- 横浜市戸塚区 I様 中古マンションを中規模リノベーション
家族構成:ご夫婦 お子様2人 オカメインコ1羽 築年数:8年
他にもたくさん!
「こだわりのリノベ ポイント」
一見収納のないリビングダイニング。
収納と認識させない工夫を凝らした設計。
広々として余計な物がないリビング空間、収納はどこへ?と思うところ。床から40cm段差をつけたスキップフロアにした寝室の段差部分は、タタミ風マットを外すと、全て収納スペースになっています。マットはタタミ色ではなく茶系のミックスカラー、シックな印象の洋室にも馴染んでいます。
寝室奥のクローゼットはそのまま活かし、ダイニング奥は天井まである鏡付きデザイン引き戸を付けた全面のクローゼットに。
「よく奥にもうひと部屋あると間違えられるんですよ」と奥様。
収納と感じさせない工夫が効いています。
浮かせたオリジナル TVボード。
部屋の雰囲気を壊さないブラックのガラス扉に。
はじめのイメージで「浮かせる」ことは決めていたIさん。リモコンが反応するようにガラスの扉にしたい、でも市販のものはオープンかクリアガラスばかり、それでは雰囲気が合わない。そこで大工さんによる造作を選びました。
「2m70cmのオリジナル家具。一度は予算再考の際、フロートは諦めようか、扉を無くそうかと考えたもの。でも何とか上手くやりくりして大工さんがつくってくれました。妥協せずオリジナルにして本当によかったです。」とIさん。間接照明の演出も引き立って、趣味の楽器もいいバランスで配置されています。工事中、実際にギターを持ち込み決めたフックの位置、細かなところまで余念がありません。
目地のない天然石の壁。
職人さんの技で美しさを追求。
TVボード側の壁は端から端まで全面天然石。広い面積だからのっぺりしないよう、かといって複雑にしてうるさくならないように。表面の磨き具合を変えた、光沢仕上げとマット仕上げのものを組み合わせ、シンプルなボーダーに設計しました。
タイルを組むとき通常目地はあるもの、それは天然石であっても同じです。しかし担当のタイル職人さんから目地がない方がカッコいいからと目地を入れない方法で組む施工を提案されました。隙間のないピッタリとした仕上り、さすがの技です。デザイナーでも想定しなかったことまで現場に入っている職人さんが考えてくれている、とても嬉しいことです。
組み合わせの表情にこだわった石のタイル。
キッチンがぐっと洗練された印象に。
リビングに面したカウンターの壁は、もとは木目調。ブラックに変えるためダイノックシートという上質な質感をもつシートを上から貼りました。カップボードも黒を選択。かなりカッコいいキッチン、ここは壁も手を抜けません。ここも天然石にすることにしました。
石の表面の仕上げには様々なものがあります。4種類の表情のものを組み合わせるデザインを提案。この壁の存在感がコントラストの強いブラックの部分をまとめ、空間をぐっと洗練された印象にしています。
部分的にタイルを入れることで既存の設備も
自分たちらしくなる。
洗面台やトイレはもともときれいで、既存の設備がそのまま使えました。
でもせっかくだから少し自分たちらしくアレンジしたい。そこで濃い木目調のキャビネットの雰囲気にも合う、細いタイルを組み合わせました。それだけで印象がずいぶん変わります。
「名古屋モザイクに一緒に行ってデザイナーさんと相談しながら決めました。トイレの手洗い場はもとは全面鏡で水跳ねが気になったので、タイルを貼って正解でした。」と奥様。実用面でのメリットもありますね。