お困りごとに寄り添う設計で叶った
自分たちらしい2世帯住宅リノベーション

戸建
東京都新宿区 T様 中古戸建を中規模リノベーション 家族構成:ご夫婦 息子さんご夫婦 築年数:27年

先々代から100年あまりこの地にお住まいのT家、ご自身の代で建て替えた家を、息子さんご夫婦との同居を機に、2世帯住宅にすることにしました。新築時はお仕事関係の倉庫にしていた1階を、使い勝手のいい住空間へと生まれ変わらせた、きめ細やかな寄り添い力が光るリノベーションです。

  • リフォーム担当 日比 小百合
  • リフォーム担当 勝浦寛

倉庫を生活空間に変えるリノベーション。

「先代から引き継いだ多くの書籍や仕事関係のものを、いつか息子の代に家を引き継ぐ時には整理しないといけないと思っていたんです。築27年なのでちょこちょこ修繕の必要も出てきていて、よし!このタイミングでやろうと決めました。」
既存1階のほとんどのスペースは書庫と倉庫、「保管するための空間」をいかに使い勝手のいい「暮らすための空間」に変えることができるか、それがリノベーションのポイントでした。
「意に沿ったプランを出してくれる業者がなかなか自力では見つけられなくて、リビングセンターOZONEを訪ねました。そこで紹介された3社のうちの1社がしあわせな家さんでした。希望に添ったプランだけじゃなく、こんなやり方もあるんだ!って驚くようなプランを知恵を絞って出してくれました。その寄り添い力は群を抜いてましたね。」とTさん。

追求したのは何より“暮らしやすさ”。

様々な会社の設計士とリノベプランについて話し合ったというTさん、求めているものを汲み取る“質問の質”についても語ってくださいました。
「しあわせな家の方は、初回の打ち合わせから質問の質の高さがダントツでした。生活する人の視点で考えてくれているから、的を射た問いかけがある。洗練されたデザインであっても、住みやすさが無いプランは、質問にも生活感がなかったよね。」と思い出すように話してくださったTさん夫妻。
求めているものは住む人によって様々、寄り添い力が試されます。
「収納スペースが減ることへの心配も、創意工夫で納戸やクローゼットをつくってもらえたので大丈夫でした。“1階は狭いから住空間は2・3階にしましょう”じゃなく、限られたスペースをいかに暮らしやすくするかを考えてくれる、そういうところがいいなと思ってお願いしました。」と息子さん。

倉庫という何もない四角い空間を、より良い生活空間にする提案力。

倉庫は保管することに特化した場所だったため、鉄扉と小さい窓があるだけで、水まわりも何もありませんでした。そこにLDKとトイレ・洗面・バスと、生活の中心部分すべてをつくるリノベーション。どうレイアウトしたら暮らしやすいか、特にキッチンの配置を中心に、動線とスペース感覚など熟考し、4パターンの案を出して検討したそう。
「勝浦さん、初回の時から脚立持ってきて、いろいろ測ってその場でポンポン提案してくれるんですよ。持ち帰らないから話が早い。なんでそんな風に出来るの?」とTさん。
「しあわせな家の技術営業はベテラン勢が揃ってるので、設計のことも含めて現場でお話ができるんです。そこは信頼していただけるところだと思います。」と技術営業の勝浦。技術営業はふたりペアで担当することが多く、設計に強い人+デザインインテリアに強い人というように、適材適所で力を発揮できるようにしているそう。「いいリノベーションアイデアが浮かんだ時、設計に強い勝浦がいてくれるので、安心してご提案できるんです。」と技術営業の日比。チームワークの良さが伝わります。

Pick Up

「レースの向こうに色があって素敵」
レースを内側に設置したカーテン。

「このカーテン、すっごく気に入っているんですよー。Showroomで日比さんが一緒に選んでくださって。やっぱり専門の知識がある方と一緒に会話しながら選べるっていいですね。」と奥様。
「通常はレースを外側にすることが多いのですが、レースを内側にすることで、厚手カーテンの色が透けて見えるのもいいし、レースの装飾ステッチも映えて、開けても閉めても素敵なんです。おすすめの組み合わせ方です。」と日比。
掃き出し窓の外にはウッドデッキも設置しました。窓の外はお庭で、開け放てばリビングが庭先まで広がったように感じられる効果もあります。

ポイントは使い勝手のいい回遊動線とパントリー。

キッチンレイアウトはアイランド型に決定。造作壁をつくってキッチンをほどよく隠しました。ポイントは回遊動線になっていること。LDKの入口からキッチン、パントリー、リビングへとぐるっとつながっていて、トイレ・洗面バスにもアクセスがスムーズです。キッチンはクリナップのSTEDIAをセレクト。インテリアの雰囲気にも馴染むグレーで、ちょうどお持ちだった冷蔵庫とも色がピッタリです。
「パントリー、つくってもらって本当によかったです! たっぷり収納できるし、キッチンの使い勝手がすごくいいんです。クラシカルな柄の壁紙も素敵で気に入っています。」と奥様。
実はパントリー部分は、パイプスペースの関係で動かせない壁で区切られた場所、デッドスペースをつくらない、空間の有効活用をとことん考えた設計なんです。

Pick Up

互いの過ごしやすさを追求した
夫婦で“はんぶんこ”の寝室。

仲良し夫婦でも、エアコンの温度の好みや就寝時間の違いで、お互い気を遣ってしまう…という悩みありませんか? Tさん夫妻も寝室を別々にすることをお考えでしたが、エアコンも1台増えてしまうし、完全に別というのも…というお気持ちがありました。そこで技術営業の日比から“はんぶんこ”の寝室をご提案。部屋の中央に収納を兼ねた壁をつくるアイデアです。壁は天井までは隔ず、ゆるやかにスペースを分けています。
「使っていた本棚を再利用して枕元に設置してくれて、コレすごくよかったです。」とご主人。奥様がお休み中でも、ベッドサイドの灯りをつけて読書を楽しめます。奥様の側にはソーイングデスクを設置、お互いの気配を感じながらも気兼ねなく過ごせる寝室です。

お困りごとに寄り添うオーダーメイドの設計で、住む人にピッタリのカタチが生まれます。

部屋の中央に造作収納壁をつくるというのもユニークなアイデアですが、階段下のデッドスペースを壁で仕切って寝室のクローゼットにするのもナイスアイデアです。
「1階は狭いので収納が少なくなってしまうのでは…と心配でしたが、まさかこんなふうに出来るなんて! 固定概念に囚われない発想がすごいですよね。」とTさん、家族みんなで驚いたそう。お困りごとにとことん寄り添って考えるからこそ、他では見たことのない、そのお住まいオンリーのカタチが生まれるんですね。
クローゼットの広い開口部は、部屋の一部として広く使える工夫でもあります。Tさん邸ではここにアイロン台が置かれていました。とても家事動線が良さそうです。

広すぎた玄関土間の一部を納戸にリノベーション、それぞれのお住まいに合った収納をご提案。

ひと部屋丸ごと書庫にするほど書籍を保有していたTさん、これを機にだいぶ整理されましたが、残したい書籍はまだまだたくさん。そこでご提案したのは、玄関の土間収納を床上げして、フローリングの納戸にすること。「土間収納は外の物しか仕舞えず今ひとつ有効活用できていなかったので、室内と地つづきのフローリングになって、使える収納が増えてとってもよかったです。」とTさん。土間収納も便利ですが、仕舞いたいものはその家によってさまざま、Tさん邸に必要なのは室内収納でした。
残した書籍はこの納戸にたっぷり収納、一部を玄関の既存書棚に入れ、見せる収納としました。既存の玄関のスペースから、納戸と寝室のクローゼットをつくりましたが、まだまだゆとりたっぷりの玄関スペースです。

2階はお気に入りアイテムが映える、白くてすっきりとしたリビングダイニングに。

Tさん邸2階は、息子さん夫婦のお住まい。可愛らしいアイテムが大好きなお嫁さん、飾りたいものがたくさんありました。
「あまり調理器具はたくさん持っていないので、収納はキッチンのキャビネットで十分。日比さんと相談して、キッチン壁には収納ではなく飾り棚を設置してもらいました。タイルも一緒に選んでもらって、すごく可愛いい!お気に入りです。」とお嫁さん。
花のようなレリーフのタイルは、和製マジョリカタイルを復刻したデザイン、可愛らしい雰囲気のキッチンにピッタリです。棚はタモの集成材、長い棚板ですが、支える金属を付けずに、高度な技術で壁の中で固定されています。一枚板のみですっきりと、飾るものがより映えるようにデザインされています。

Pick Up

既存の窓をそのまま活かした
逆光が美しい飾り棚。

既存では本棚が置いてあったところに、オープンラックを設置しました。キッチン周りの棚板はすべてタモの集成材。こちらのオープンラックは、棚位置を自由に変えられる可動棚タイプ、飾るものに合わせて細かく調整できます。
ポイントは、既存の窓を塞がずにそのまま残したこと。後ろから光が差して、美しく飾り棚を演出しています。大きな窓が並ぶシンプルなベランダ側壁面の印象的なフォーカルポイントになりました。

コストを抑えつつ大胆に壁を撤去して、キッチンを広く明るいイメージに一新させました。

2階のキッチンは、もともと既存のキッチンがあったところ。キッチンの配置は同じですが、前面に下がり壁があり、もっと塞がれたイメージでした。
前面の下がり壁を撤去し、カウンターはそのまま活かしてコストを削減。使える部分を残しながらもイメージを一新できました。キッチンはPanasonicのものを新調、はじめは1階と同じクリナップのものを予定していましたが、予算の関係で変更に。「選び直しになった時も、すぐに日比さんが一緒にShowroomに行ってくれたんです。素敵なのが選べて、食洗機も付けられたし、予算内にもちゃんとおさまって、大満足です。」とお嫁さん。

建具のカラーは、全てホワイトアッシュに統一。大きなサイズのキッチンですが、周囲に馴染ませることで空間を広く感じさせます。既存で残したカウンターや窓枠の木部が濃い色なので、淡い色のホワイトアッシュやタモ集成材の棚板とケンカせず、アクセントになっています。既存部分と新調部分を違和感なく組み合わせるのもデザイン技術、ポイントを抑えた素材選びもコストを抑える工夫になります。

収納はキャビネットの他に、キッチン横パントリーもつくって、たっぷり確保。写真では隠れて見えませんが、パントリーの棚の背面には、お嫁さんこだわりの壁紙が使われています。サンゲツのディズニー壁紙で、コンクリート調のベースに、ミッキーと仲間たちのストリート感のあるイラストが描かれています。棚の小分けケースを出し入れするときにチラッと見えます。
「自分が好きな世界観をどの部屋にも取り入れたかったので、いろんな取り入れ方ができて嬉しいです!」とお嫁さん。ミッキー型のエンボスがさりげない壁紙や扉のガラス型など、大人可愛い取り入れ方が素敵ですね。

蛇口が2つある広々洗面台「ふたり同時に使えてとっても便利。」

シンプルですっきりとした洗面スペース、横長の洗面ボールを選んで、蛇口を2つ付けました。
「ふたり並んで使う時に、蛇口の取り合いにならなくていいんですよー。2つにしてよかったです。好きなアイテムを並べたメイクスペースもお気に入り!」とお嫁さん。
「洗面の部分を決める時に、Showroomで蛇口を選びながら、“その幅なら鏡はこれくらいがいいですね”って、その場で日比さんが周囲の部分まで提案してくれて、選択肢の幅をいい意味で狭めてくれるのがよかったです。仕事をしながらの家づくりなので、そういう効率のよさがすごく助かりました。」と息子さん。

「寄り添い力」

Tさんのお話にたびたび登場した「寄り添い力」。住む方とつくり手との共同作業である住まいづくりにおいて、とても大切な能力だと感じました。
数年後に屋根まわりの修繕もお考えというTさん、どんな方法があるのかなど、今後の相談をされていました。ふと出た会話なのに、次々と出る具体的な修繕方法や選択肢、予算的なアドバイスなど、Tさん家族もそれ良いね!とカチカチっと噛み合ってゆく会話のキャッチボールがとてもスムーズ。
「とても心地よくやりとりができました! 通じている感覚、共同作業感がよかったです。やはり寄り添い力=聞き取り力ですよね。こちらが求めるものがちゃんと返って来る。そして早い。本当にそいうところがよかったですね。」というTさん家族の言葉に納得です。
「忙しいのにShowroomまわりに日比さんいつも来てくれて、体大丈夫かしらって心配になっちゃうんですよー」と奥様。寄り添い力がすごいです。

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